3月も今日で終わり、明日から新年度を迎える。
私は15年以上前に学生生活を終えているが、その後も3/31で職場を去ることが何度かあったため、現在でもこの日は別れのイメージが残っている。
・1年前と大違い
自身の経歴を振り返って、今でもこの日は特別な年だと思っているのが2014年である。
この年は留学資金を溜めるために1年ちょっと働いていたバイト先を辞めることになった。
翌月からは実家を出て都会へ出る予定だったので、卒業という形で退職した。
設立したばかりでまともな運営も管理もできていない工場だったため、人の入れ替わりが激しい環境を何とか生き抜いたという感じだったからか、退職日には勤務終了後、近くの飲食店で送別会を開いてもらった。
私自身、この職場でいろいろ学んだり、成長することがあったので、退職日はいろいろな思いが込み上げてきた。
この日の出来事や職場で過ごした日々については、過去の記事でも取り上げたことがある。
そして、その次に印象に残っている年は2015年である。
最も特別だった2014年の翌年に当たるが、心境は複雑な感情が交錯していた前年と正反対だった。
前年、意気揚々と地元を出たものの、その後はアルバイトに就くことすらままならない生活を送ることになり、短期の派遣の次に見つかった仕事は実家から徒歩15分の工場だったため、わずか7ヶ月の滞在で地元へ戻ることになった。
そうしてようやく就けた仕事だったが、ここも決して居心地が良い職場ではなかった。(その職場についての詳しい話はこちら)
すぐにでも辞めたかったが、事前に「年度末までの期間限定」と言われていたため、何とかやり遂げることができた。
就業中は一刻も早く契約終了日となる3/31がやって来ることを願い、勤務開始1ヶ月を迎えた辺りから、カレンダーを見ながら「退職日まで何分の一を消化」、「もうすぐ折り返し地点」、「残り1ヶ月」とカウントしていた。
そして、残り1週間を切った頃から、「後×日」、「この職場で〇曜日を過ごすのも今日が最後」とカウントダウンを始め、毎日ウキウキしていた(笑)
次の仕事は全くの未定だったが「来月から失業者になってしまう…」などいう悲壮感は微塵もなかった。
冬が明け、日々気温が上昇する季節に、このような心境だったため、より一層「春の暖かさ」を実感した。
1年以上働いた前年と違い、わずか4ヶ月半の就労だったが、この年の方が「遂にやり切ったぞおぉ!!」という達成感が大きかった(笑)
2015年3月31日からちょうど10年を迎えるが、今でもこの日の感動をはっきりと憶えている。
・神に与えられた時間
翌日から晴れて無職になった私は有り余る自由を満喫していた。
一応、最低週一回は車に乗ってハローワークへ出かけたが、田舎に新規の求人などそう多くは出ることもなくのんびりと構えていた。
むしろ、その帰り道に毎回大型のショッピングモールへ立ち寄ることが楽しみだった。
3ヶ月前に開始以来2年以上全く進展がなかった英語学習のコツを掴んだことで、毎日3時間は学習に費やすことが出来た。
犬の散歩も毎日遠出していた。
よくよく考えると、工場の仕事に就く前は6/7ヶ月も無職だったため、時間を自由に使えるという点については全く同じはずだが、実家住まいということで安心感が違う。
今思い出しても、あの時は毎日が楽しかった。
この記事に書いた通り、無職になった時は「極力出費へ減らすために食事を抑える」という生存本能が働くためか、遅い時間まで起きられないが、この時は全くそんなことなく、健康的な睡眠サイクルを保っていた。
それほど毎日が充実していたのだろう。
ゴールデンウィークが過ぎた頃には、この記事で登場した職場で働くことになったのだが、それまでの1ヶ月半はまさに「人生のオアシス」、神から与えられた貴重でかけがえのない時間「borrowed time」と呼べる時間だった。
あの楽しかった日々から10年が経過したわけだが、それ以降も同等かそれ以上の無職期間になることは何度もあった。
しかし、あの時ほど自由な時間を楽しめたことはない。
やはり、収入が途絶えることの不安が大きいからなのだろう。
それでも、人生のオアシスや「borrowed time」ほど大げさでなくとも、「春休み」と呼べるようなリフレッシュ期間は欲しい。
もちろん、季節は春でなくても構わないが…
もし、仕事を辞めた後、1ヶ月くらい自由な時間があれば、きっと楽しいだろうなあ~
私は実家でのんびりと過ごしたい。
ネックとなるのは収入面だが、実は全く当てがないわけではない。
それは雇用保険の失業給付である。
失業後すぐに給付金が出るわけではないが、会社都合での失業となると、およそ2週間後にはハローワークで手続きを行い、そこから給付日数にカウントされる。
当然、給付期間中は就職活動を行う必要もあるが、決してハローワーク経由である必要はなく、派遣の仕事に至っては、登録済みの派遣会社の求人にエントリーするだけでも活動実績になるので、応募だけなら自宅から離れた場所からでも出来る。
そして、早めに次の仕事が見つかると再就職手当が一括で支給される。
もちろん、前職や再就職先が非正規労働であっても。(※派遣社員の場合、失業前と同じ派遣会社との契約になった場合は支給対象外になるので注意)
こうした公的保険に守られながら、少しの間だけでも自由な時間を謳歌出来たら何と幸せな日々なんだろう。
もっとも、こうした環境を整えるには、自己都合ではなく、会社都合で仕事を辞める必要があるのだが。
今の職場にもそろそろ飽きてきた頃だし、いっそのこと「契約は今回限りで…」とでも言ってくれたら…
そんな不謹慎なことを考えている(笑)