韓国人男性と日本人女性の婚活パーティーなんて絶対に参加しない方がいい

このブログでは私と同年代の韓国人男性の話を度々している。

彼と知り合ったのは2020年の夏なので、もう4年以上付き合っていることになる。

出会った頃の彼は、あまり労働環境に恵まれない職場にいたが、その後、転職が功を奏し、最近は役職も与えられて、経済的に安定してきているという。

加えて、友人たちも30代半ばという年齢になるため、続々と結婚していることから、「そろそろ自分も…」と思い、数ヶ月前から婚活を始める気になった。

ただ、その手段がどうも気になる。

・韓国人とは結婚したくない

彼が婚活の第一歩として参加しようと思ったのは、日本人女性との婚活パーティーである。

これは、韓国人の男女と日本人の男女が混在して行うものではなく、男性は韓国人、女性は日本人と、性別がはっきりと分かれている。

ちなみに、主な年代は韓国人男性が30代半ばから後半、日本人女性は20後半から30半ばらしい。

参加費用は12万円。

彼が求めるものは、若さや外見ではなく、 あくまでもお互いに信頼して結婚生活を営むことが出来る心の豊かさの方だという。

若い時は、相手の外見にも好みがあり、恋愛したい気持ちもあったが、もう30代になったため、「同じ価値観の相手と一緒にゆっくりと暮らせれば…」というのが今の理想。

ところが、韓国の女性たちは、歳を重ねるごとに自分を客観的に見て、現実に妥協するどころか、全く逆に高望みが激しくなり、失礼な態度全開で男性を見下しているとのこと。

自分の低収入を棚に上げて、夫には家計のすべてを担うだけの高収入を求め、専業主婦(=働きたくない)願望も強く、「結婚=男の財布へ寄生」と考える者も少なくないらしい。

にもかかわらず、家事だけは公平に分担させようとする図々しさ。

彼は結婚願望こそあるものの、そんな韓国人女性との結婚には絶対にお断りと考えている。

それに対して、日本では30代半ばで結婚する女性は、どちらかというと遅めであり、「精神的に落ち着いていて、自分を客観的に見ることが出来る謙虚さがある」というのが彼の見立て。

彼はそんな日本人女性と結婚したいと思っており、日韓婚活パーティーは絶好の花嫁探しになる。

しかし、それを聞いた私は、彼がパーティーに参加することに大反対した。

・「こんな自分でも外国人相手だったら…」という現実逃避

私が日韓婚活パーティーに参加する気満々の彼に大反対した理由は、日韓の間柄にかかわらず「外国人と結婚したい!!」という動機で、そんなパーティーに参加するのは十中八九ろくでもない人間だという見当が付いているからである。

かつて、このブログでこんな記事を書いた。

私は10年程前から、オンラインで文通を行うペンパルサイトを通して、多くの外国人とやり取りをしてきた。

韓国人の彼も、そこで出会った一人である。

彼らと話をしていると、それまで思いもしなかった話を聞かされ、面白くて、ためになることも多いのだが、こんなことを言う輩も少なからずいる。

「日本人女性と結婚したいから、良い相手がいたら紹介して欲しい」

彼らは、母国で劣等感の塊のような暮らしを送っており、自分が否定されて傷つくことを恐れ、自国の女性を口汚く罵り、交際を絶っている。

その一方で、堂々と一人で生きていく覚悟はなく、「自分を認めてほしい」、「一端の男でありたい」という自己顕示欲や、性欲だけは一人前のため、どんなにダメな自分でも受け入れてくれる架空の相手を探している。

そんな彼らが求めているのが、優しくて、自分を脅かさない程度に大人しくて、従順な(イメージのある)日本人女性なのである。

彼らの言動を一言で表すと…

キモすぎる!!

彼らは、相手が自分の思い通りに動いてくれなければ、自分の言動を改めるのではなく、相手にその怒りをぶつける潜在的DV野郎であることが明らかなため、そんな人間に結婚相手を紹介することなどできるわけがない。

ゲームやアニメのような二次元に萌えている人たちの方が、実害を及ぼさない分、よっぽど健全に思えるくらい、彼らの浅はかで幼稚な考えには呆れる。

彼らほど極端ではないが、「外国人と結婚したい(付き合いたい)!!」と思っている人間は、多かれ少なかれ自国での生活にコンプレックスを感じており、そのことを悟ったり、詮索しない相手として、外国人をパートナーに選ぶことが少なくない。

たとえば、この記事の登場したアメリカ人男性は、かつて不登校だった経験があり、学生時代に部活動や卒業を祝うプロムパーティーを経験しておらず、そのような話について聞かれることが嫌でたまらない。

職場のような表面的な付き合いなら適当に誤魔化すことが出来るが、親密になった相手からは逃れようがないため、そのような過去について深堀されない外国人と付き合うことを望んでいた。

ここまでは男性中心に取り上げてきたが、男性だけでなく女性も同じことが言える。

「韓国人男性と結婚したい!!」と切望する者は、韓国人男性はみんな韓流スターかK-POPアイドルのようなイケメンだと思っているお花畑思考や、「日本の男はレベルが低いから、こんなに素晴らしい自分を結婚相手として選ばないんだ!!」と憤慨している他責的なお姫様体質の勘違いおばさん婚活モンスターであることは確実である。

それに彼は「韓国の婚活女は結婚適齢期をとっくに過ぎているのに、自分を客観視できず高望みばかりしている」と嫌っているが、日本人の婚活女にも全く同じ特徴を持つ者は少なくない。

著作の問題もあるかもしれないのでURLは記載しないが、Youtubeで「婚活 女」と検索すれば大量に参考動画は出てくる。

断っておくが、私は別に韓国人男性と日本人女性を目の敵にしているわけではない。

同じような破廉恥な会合が行われれば、日本人男性だろうが、アメリカ人だろうが、フランス人だろうが、中国人だろうが、同様に批判する。

韓国人男性と日本人女性という組み合わせに限らず、外国人と結婚することを希望する者が集う婚活パーティーなど、男女共に浅ましい差別主義者でごった返し、地獄絵図が展開されることは火を見るより明らかである。

他人事として考えれば、そのような珍獣の集会を観察するのも一興だが、4年も付き合っている友人の彼には、そんな危険地帯に足を踏み入れて欲しくない。

・予想外の展開

こうして、日韓婚活パーティーに参加するつもりの彼に大反対したのだが、「恋は盲目」という言葉があるように、恋愛は他人から「やめろ!!」と言われる程、突っ走りたくなるものである。

それに言い方を間違えたら、彼は私との連絡の方を断ち切るかもしれない。

説得は細心の注意を払いながら行う必要がある。

彼らは日本語が話せるので、「日本人女性と結婚したい!!」と言いつつ、私には決して日本語で話そうとしない甘ったれた非モテ男たちとは違うのかもしれないが、ここは一旦、彼らの話は避けて、彼が呆れている韓国人婚活女性の傲慢さは日本人でも大差ないことを伝える。

ちなみに、韓国では最近、都合が良い時だけ男女平等を主張する似非フェミニストと、連中に感化された頭が悪い勘違い女が幅を利かせており、彼はそんな連中に嫌悪感を持っているが、そのような女は日本にもいる。

こんな調子で徐々に、彼の日本人女性への幻想を溶かす作戦で行く。

翌日、早くも彼から返事が来た。

もしかしたら、楽しみにしている婚活パーティーに水を差す私に対して、絶交宣言をしたりしないだろうか…

そんな不安を感じつつもメッセージを確認してみると…

彼はパーティーへの参加をキャンセルしていた。

特に私の説得に影響されたわけではなく、参加登録に際して、身分証明書の提示だけでなく、職場の名刺や所得証明などを執拗に求められたため、主催者の脅迫的とも言える態度に嫌気がさしたからだという。

そのうえ、彼が辞退を表明したら、紹介者から「本当にそれで後悔しませんか?」としつこく喰いつかれたため、「やっぱりやめて良かった」と確信した。

ここまでは今から数ヶ月前のお話。

そんな彼だが、最近…

好きな人が出来た。

相手は同じ職場の少し年上の女性。

誰にでも笑顔で優しく接している天使のような存在で、毎日、職場で会うだけでも幸せだという。

なお、彼女は生まれも育ちも韓国で、本人も両親も韓国人である。

彼が軽蔑して、あれほど交際を嫌っていた年上の未婚韓国人女性にも、こんな素晴らしい人がいた。

彼女は「今は仕事を頑張りたいので、交際は考えていない」と言っているが、彼は彼女が交際を考える時に、自分がふさわしい男になることを目指して、今はダイエットを頑張っている。

これまでも職場の人と付き合った経験はあるが、すべて女性からアプローチがあり、彼がその誘いに応じたものだった。

ところが、彼女に対しては、彼の方から「どうしても…」という気持ちになり、人生で初めて片思いを経験したらしい(笑)

「日本人の結婚相手を見つけるために、日韓婚活パーティーに参加したい」と言い出した時は、どうなることやらと思ったが、今の彼は十分に充実した日々を楽しんでいると聞いて安心した。

先程、「恋は盲目」という言葉を使ったが、彼の場合は全く逆で、恋をしたことにより、

「年上で未婚の韓国人女性は、みんなワガママで、男に寄生することしか考えていない」

「日本人女性はみんな謙虚で奥ゆかしい」

という幻想から目覚めた。

彼女の存在は私の説得などよりも、はるかに彼の心を絆した。

「灯台下暗し」という言葉の通り、素晴らしい人は意外と近くに居るが、その存在はついつい見落としていることが多い。

「理想の結婚相手がいない!!」と嘆いている婚活中の人は、そのことを思い出してほしい。

遠い国にいる理想の王子様よりも、身近にいる素晴らしい人に目を向けよう。

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