前回の記事で少し触れた通り、最近はスパムメール対策を強化した。
対策については前々から手段を考えていたものの、それによって、今までは問題なく届いたであろうメールも受信できなくなる。
万が一だが、それが重大な問い合わせである可能性もあるため、正式運用は告知直後に行うことにした。
というわけで、前回の記事を投稿するために関連画面にログインした時点では、まだ未対策の状態だった。
問い合わせ用のメールボックスを開くと迷惑メールがズラーっと並んでおり、最初はこの中から本当に確認が必要なメールが入っていないかを探すことから始めている。
この日も例によって、すべてのメールタイトルが英語だったので、全部迷惑メールだろうと確信した。
しかし、その中に見慣れた文字列があるではないか。
それは紛れもなくかつての勤務先だった。
・外資と日系企業の悪いところの詰め合わせ
今から3年程前、私は外資系の会社で派遣社員として働いていた。
「外資系の会社で働く」と聞くと…
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年功序列ではなく、成果やスキル次第で昇進や昇給のチャンスがある。
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上司との距離が近く、意見が言いやすいフラットな組織風土。
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ほとんどの手続きが書類ではなく、オンラインで行われる。
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しがらみがないドライな人間関係。
などというポジティブなイメージを持つ人もいるかもしれない。
しかし、それはとんでもない誤解だ。
実態は日系企業よりも、遥かに「日本的」な会社だった。
言うまでもなく、悪い意味で。
たとえば、
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「グローバル」「ソリューション」「変化と成長」などと響きが良いスローガンを掲げながら筋金入りの書類文化。
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正社員は毎日1時間の会議と称したおしゃべりのために離席。
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顧客への連絡はメールではなく電話を重視。
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サービス終了に伴い、それまで自動作成できていたシステムが使用できなくなったが、1年以上前からそのことが分かっていたにもかかわらず、直前まで無対策で、恐ろしく原始的なマニュアル作業へ移行。
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当時はまだコロナの影響が残っていたが、換気や消毒を行わず、事務所内でもマスクをせずに仕事をしている人が多いなど感染症対策の意識ゼロ。
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派遣社員には頑なにテレワークを認めない。
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勤務時間外であるにもかかわらず、退勤後の帰路に郵便物をポストへ投函させられる。
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仕事の覚えが早い人には給料は据え置きで業務量だけ増やす。
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それを当然だと思って、その結果ミスが出るとしつこく糾弾する。
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カスハラ企業の言いなり。
その一方で、日系企業の良いところでもある「非正規に責任を押し付けず、常に目を配って最終的には正社員が泥を被る」という責任感もなく、いざとなったら自己責任で切り捨てるという薄情さ。
まさに外資と日系の悪い面だけ混ぜ合わせたような会社だった。
こんなクソみたいな職場は、今思い出しても腹立たしい。
・突然届いたメール
この会社については、ブログでも取り上げたことも何度かあった。
その頃は私も退職しており、今後客として同社を利用する見込みもないだろうから、元同僚にブログの存在を知られたところで、「悔しかったらかかって来い(笑)」と余裕を持って、思う存分発散していた。
そうしたら、本当にブログのお問い合わせフォームに連絡が来たのである…
退職から数年が経過しているとはいえ、自分たちの恥部を暴露されたことの報復宣言や、公開差し止め+謝罪記事の掲載でも要求されるのだろうか…
恐る恐るメールを開くと文章はすべて英語で書かれていた。
内容は…
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私宛へ商品が発送されているものの、支払い料金が不足していた。
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注文者に連絡しているが繋がらないので、代わりに料金を支払ってほしい。
- 支払わないと商品を配達せずに、こちらで処分する。
もちろん、私はブログで住所を公表していないから、私宛の荷物が送られているにしても、メールのお問い合わせフォームへ連絡が来るわけがない。
つまり…
ただの詐欺メールじゃないか!?
迷惑メール対策を発表した当日にもっと悪質な詐欺メール、しかもブログで触れたことがある元勤め先がダシに使われているって、一体どんな偶然だよ!?
・いい機会だから言わせてもらう
私が同社を退職した理由は、職務内容や企業風土が気に入らなかったからである。
同じような理由で退職することは何度もあった。
しかし、この時ばかりは退職直前は名残惜しいこともあり、少し後悔していた。
同年末にそのことを取り上げる記事も書いた。
その後は特に同社で働いていた時のことを触れることもなかったのだが、この際だから言わせて頂きたい。
同記事で書いた「退職は後悔している」という発言は撤回します。
昨年、カスハラについての記事を書いた時に、この会社で働いた時の事を思い出したら、退職直前の複雑な感情を差し引いても、不愉快で理不尽な思いの方が強く、「よくあんなクソみたいな会社で働けたな!?」と憤りを感じた。
派遣社員の同僚や後任者に仲間意識を感じたことをあったが、あんな会社に心を許すかのような考えは明確な誤りだった。
転職が上手くいかなかった時、勤務最終日に上司から言われた言葉を真に受けて、「やっぱり復帰します!!」などとトチ狂った考えを起こさなくて本当に良かった。