先週から寒暖差が激しい日々が続いている。
5月下旬なのに、7月並みの暑さがやって来たかと思えば、3月下旬並みの寒さになったりと。
特に寒さへ逆戻りすることについては、ゴールデンウィーク頃に長袖をしまっていた私には一段と堪える。
そんな日々が続いたためか、風邪を引いてしまったらしい。
幸い、重症ではないようなので、病院へは行く程でもなく、ドラッグストアで買った市販薬を飲めば治るだろう。
そう思っていたのだが、どうも気が進まない…
・二度と利用しないと決めていたが…
軽い風邪を引いた私が、市販薬の購入に後ろ向きな理由。
それは、以前この記事に書いた市販の風邪薬への依存が再発することを恐れているからではない。
ドラッグストアで買い物することが嫌なのである。
最寄り駅の近くにあるドラッグストアは、薬だけでなく日用品も置いてあるため、以前から立ち寄ることが多かったが、昨年からアプリへの勧誘がとにかくしつこい。
「当店のアプリをお持ちではないでしょうか?」という確認だけならまだしも、「持ってない」と答えると、「無料でご使用になれますがいかがでしょうか?」と言われ、それも断ると、「今回のお買い物につき、○○円相当のポイントが付与されます」としつこく食い下がられる。
平時であれば「鬱陶しい」くらいにしか思っていなかったが、風邪を引いて一刻も早く購入手続きを済ませたかった時にもこんなことをされたので、堪忍袋の緒が切れて「もうこんな店で買い物なんかしない!!」と決めた。
客を逃がさないためのアプリへの勧誘によって、客離れを引き起こすのだから本末転倒である。(その時の記事はこちら)
私は黙って消えるタイプの人間だが、店員に激怒した人も居たのではないだろうか?
こうして私はあえて遠回りになったり、商品が高額になっても、その店で買い物をすることを避けていた。
しかし、風邪薬については、そう簡単に代替店舗が見つからず、嫌々ながらその店を使うことになった。
・いざ、対決へ
購入する予定の薬はこれまでに何度も買ったことがあるので、売り場はすぐに分かった。
しばらく利用していなかったが、前回までと同じ場所であり、その日も難なく手に取ることが出来た。
問題はここから先である。
前回ほど体調が悪くないにせよ、今回も風邪を引いていることには変わりないため、例によって「ポイント貰えますよ」とウザがらみされたら、怒りを堪えることが出来るだろうか…
列に並んでいたら、いよいよ私の番が来る。
薬なので会計の前に、担当者から薬の使用について、確認事項の説明がある。
すべてパスしたので、次は例のアプリの勧誘がやって来る。
店員:「当店のアプリはお持ちですか?」
早川:「いいえ」
ここまでは予想通り。
次は「無料で作れますか?」か「ポイントが付きまっせー」のどちらかだ。
さあ、どっちだ?
え!?
アプリの説明はしないの!?
迷惑極まりない勧誘などしないに越したことはないのだが、あまりにもあっさりとしていて拍子抜けした。
今回はたまたま店員が忘れていたのか、それとも、やる気がなかったのか?
余談だが、私もコンビニで(ブラック)バイトをしていた頃、店の方針でカードの会員を増やすための呼びかけが行われた時に、完全無視したことがある。
控室には、従業員全員の新規顧客獲得数を表すグラフが貼られ、堂々の0だった(笑)
元々すぐに辞めるつもりだったので、「ガタガタ言うんだったら、バックレるぞ!!」くらいに開き直っていたので、全然怖くなかった。
今回の店員も同じ昔の私と同じような人物だったのかもしれない。
・過ちを正す者は受け入れよう
とはいえ、「遂に迷惑な勧誘を止めたのでは?」という希望もあったため、私は翌日も同じ店で日用品を買うことにした。
今回はレジで対応にあたったのは、前日と別の店員だった。
そして、またもアプリの勧誘はなかった。
ということは、いよいよあの迷惑な客引き行為を止めたと考えてもいいだろう。
私の他にもネットで店の悪行を公開した者がいたのか?
本部へ直接苦情の声が入ったのか?
勧誘強化以降、明確に客足が減ったことで方針転換したのか?
その理由は分からない。
だが、彼らが過去の過ちを認め、これからは真っ当に商売をしようと考えるのであれば、私はそれを快く受け入れる。
かくして、この店への警戒は解除されることになった。
かつて、私が書いた記事の影響があったとは思えないが、不満を訴えたら意外と状況が変わることもあるものだなと実感した。