特急列車よりも全席指定制にしてほしいもの

いよいよゴールデンウィークが始まる。

この時期は旅行へ出かける人が多く、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」号は自由席がなくなり全車指定席になっている。

2026年度における東海道・山陽新幹線「のぞみ」号を全席指定席として運行する期間について JR東海

のぞみ号はあくまでも繁忙期のみの措置だが、昨今ダイヤ改正の度に全席指定席化されるJRの特急列車が増えている。

東日本や北海道においては特に顕著で、北海道にいたっては今年2026年をもって特急列車から自由席が消滅した。

この動きについては賛否両論ある。

確実に座れるという安心感を評価する声がある一方で、「自由席がなくなって不便になった」、「思い立ってすぐ乗れない」といった不満も根強い。

私はこのニュースを聞く度に、鉄道とは全く異なる分野に思考が飛んで、こんなことを思うのである。

マクドナルドのようなチェーン飲食店においても、「全席指定制」を導入してくれ!

・全席指定席化が生む明るい未来

一見すると突飛な発想に思えるかもしれない。

しかし、日常的に飲食店を利用していると、座席に関する問題は意外と多いことに気づく。

例えば、混雑時にもかかわらず、1人で4人掛けのテーブル席を占有している光景を見かけたことがある人は少なくないだろう。

また、食事を終えた後も長時間にわたって席に居座り、スマートフォンを操作し続けるバカや、パソコンを広げて作業を続ける社会不適合者、充電のために店内のコンセントに寄生する乞食も珍しくない。

このアホ共については、過去に何度も取り上げてきた。

多くの店舗では「長時間のご利用はご遠慮ください」といった注意書きがあるものの、それがどの程度の時間を指すのかは曖昧であり、実際の運用も店舗や時間帯によってまちまちである。

結果として、利用者のモラルに委ねられている部分が大きく、混雑時には不公平感が生じやすい。

こうした状況を見ていると、「客がどの席を利用すべきかは、いっそのこと店舗側が管理する全席指定制にした方が良いのではないか?」と感じる。

注文内容と一緒に人数を申告したら、店舗側から席が割り当てられる。

飲食店が全席指定制を採用した場合、このようなメリットが考えられる。

・①:座席の公平な配分が可能になる

来店した順に適切な席が割り当てられるため、1人客が大きなテーブルを占有するような非効率は減少する。

また、店舗側が利用状況を把握しやすくなるため、混雑時の案内もスムーズになるはず。

・②:利用時間のコントロールが可能になる

例えば、注文内容に応じて滞在可能時間を設定する仕組みを導入すれば、長時間の居座りを抑制することができる。

これにより、回転率が向上し、より多くの客が利用できるようになるだろう。

特に都市部の店舗では、席が足りないこと自体が機会損失につながっている可能性がある。

・③:注文前に席を確保する心配がない

一人で利用する際に不公平感が生じることの一つが座席の確保である。

連れがいる場合は、一人が注文の列に並んで、連れが席を確保する連係プレーが可能であるが、一人の場合はそれが出来ない。

注文の順番待ちをしていると、後から来た客に自身の来店時は空いていた席を横取りされることもある。

それを阻止するために、注文前に私物を席に置くコソ泥も少なくない。

こうした卑劣な抜け駆けを行わない実直な人ほど損をしている。

指定席化によって、こうした不公平を是正できる。

・④:赤の他人と相席になることでより高い回転率を期待できる

現在の日本では、知らない人と同じテーブルを使うことに抵抗を感じる人が多い。

だが、これが制度として組み込まれれば、「そういうものだ」と受け入れられる可能性もある。

そして、それが嫌なら、さっさと食事を終えて、席を立てばいい。

店側はその方が、回転率が高くて、商売にはプラスとなる。

このような話を聞くと、「そんな無茶な…」と思う人もいるかもしれないが、このような席の指定は個人経営の店やファミレスでは当たり前のように行われているではないか?

つまり、「そんなことは日本社会に馴染まない!!」などという批判は的外れであり、社会的に受け入れられない仕組みではない。

もちろん、相席ブロックみたく、一人の利用でも複数人分の席を確保する犯罪者を生まないために、メニュー到着から最大30分までという制限や、虚偽の申告は即刻退店の上、料金の返金なしという措置も必要だろう。

・メリットしか語らないのは不公平!?

特急列車の全車指定席化も、いきなり全面的に導入されたわけではなく、長い時間をかけて徐々に進められてきたものである。

利用者のニーズや技術の進歩、社会環境の変化が積み重なった結果として、現在の形に至っている。

余談だが、「特急列車は元々全席指定だったため、先祖返りしているだけだ」という解説もあるが、当時の特急列車は文字通り、庶民が気安く利用できるものではない「特別急行列車」であり、現在の大衆化された特急列車とは全く別物と解釈する方が妥当であろう。

そう考えると、飲食店における座席のあり方も、今後変化していく可能性は十分にある。

これまで当たり前とされてきた「自由に座る」というスタイルが、必ずしも最適とは限らない。

むしろ、混雑やマナーの問題が顕在化している今だからこそ、新しい仕組みを模索する価値があるのではないだろうか?

さて、前段では飲食店が全席指定席化が生むメリットを4つ紹介したが、デメリットもないとは言えない。

たとえば、ファストフード店に求められる「気軽さ」との相性である。

予約や座席指定が必要になると、「ちょっと立ち寄る」という利用がしにくくなる可能性がある。

また、「食事くらい自由にさせてほしい」という感覚は根強く、リラックスした食事を求めて来店する人からの過度な管理への反発も想定される。

「そうしたデメリットに目を向けずにメリットだけ語るのは不公平だ!!」と感じる人もいるかもしれない。

はい。

仰る通りです。

では、ぜひともその批判をこの人たちへもお願いいたしま~す♡

3.14ダイヤ改正 道内すべての特急列車は全車指定席へ | JR北海道- Hokkaido Railway

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