ブログのリピーター率が低くても気にならなくなった理由

先日、ブログのアクセス情報についての新しいレポートが届いた。

そこでは1ヶ月間の閲覧ページ数や来訪者数などのデータが報告されていた。

一通り目を通していると、ある項目に目が留まった。

その数字とは「リピート者数である」

4月にこのブログを訪れたユーザーの中で、5月にもやって来た人の数は…

10

親切なことに、その人数が全体の来訪者の何パーセントに当たるのかも記載されていた。

その割合は…

1%を下回っている。

この数字はあくまでも月跨ぎのリピーターなので、4月中に二度以上訪れたが、5月は全く訪れなかった人は含まれない。

というわけで、残り99%以上の人が、このブログを訪れなかったということではならない。

だが、

・リピーター数:10

・リピーター率:1%以下

という数字を見た時は考え込んでしまうことがいくつかあった。

・広く浅くより、狭くても深く付き合いたい

ブログを2年以上続けた結果、毎月の来訪者数は安定して4桁に乗せることができた。

私に対して、直にメールを送ってくれる人もこれまでに数人いた。

だが、今回の報告に限らず、リピーター数は思うように増えていない。

インターネットを使うためにはIPアドレスと呼ばれる認証番号を使用する必要がある。

この記録を参考にすれば、いつ、誰が、どのページを閲覧したのかが確認できる。(※:「誰が」というのは同一人物か否かの特定であり、氏名、住所、電話番号などの個人情報を特定できるわけではない)

私はこのIPアドレスの履歴から、1回のアクセスで20ページ程を閲覧している読者や、カテゴリーから記事を探している読者を絞り込み、私は勝手に彼らのことを潜在的なリピーターだとみなしているのだが、彼らの多くはその日限りで、よくても数日でバッタリ来なくなる。

正確な数は把握していないが、そのような読者は間違いないなく、月に10人ではない。

つまり、私は多くの潜在的なリピーターの取り込みに失敗しているのである。

他の人も同じかもしれないが、私は1ページのみを閲覧して、二度と来なくなる人を大勢を呼び込むよりも、できるだけ多くの読者にリピーターになってもらいたいと思っている。

ペンパルサイトで知り合う外国人に対しても同じことが言え、広く浅くより、狭くても深く付き合う方が良好な関係が築ける。

そんなわけで、1日や2日で来なくなる人よりも、長期で来てくれる人を大切にしたい。

別に「毎日訪れて、更新状況をチェックしてほしい」と言っているわけではない。

ただ、仕事や学校でつらいことがあった時に、「あのブログは最近、面白いことを書いているのかな」と思いながら訪れてもらるようなブログでありたいと思っている。

だが、月を跨いでこのブログを訪れた読者の割合は1%以下である。

そんなサイトに価値があるのか?

そんなことを思っていた。

・インターネットの宿命

読者に何度も訪れてもらえるサイトになるためにはどうしたらいいのか?

その答えを見つけるために、私は自分が何年も見ているブログを探ることにした。

特に、記事の内容以外の箇所、たとえば、デザインや個人情報の開示の仕方など。

そんなことをしていると、ある共通点に気付いた。

参考にしようとしていたすべてのサイトはここ2.3年に私が見始めたものばかりだったのである。

よくよく思い返すと、私はその頃からブログを書き始め、記事の中で引用する可能性もあることから、少しでも気になるサイトはすぐにブックマークするようになった。

だが、それ以前はそんな習慣はなく、今になって「あの時読んだ面白い記事はなんだったっけ…」と思い出そうとしても、サイト名も、記事のタイトルも全く思い出せない。

つまり、たとえ面白い記事を見つけたとしても、同じサイトを繰り返し訪れるということをしていなかったのである。

ネットメディアの弱点に、「同じ内容のものは二度と目を通されない」ということがある。

テレビ(ビデオ)や本は「面白い」と思うものは何度も繰り返し目を通そうとする。

しかし、ブログにせよ、動画にせよ、インターネットの世界はどれだけ優れたコンテンツを作っても、「既に見たから」「他に面白そうなものがありそうだから」と言われ、同じものを繰り返し見ることはない。

それは、他のコンテンツがすぐに手の届く範囲に大量に溢れるインターネットの宿命である。

だから、どうしても、広く浅い付き合いにならざるを得ない。

・一期一会でも価値はある

インターネットの世界では、同じものは二度と目を通されないことは必然なのかもしれないが、それでは、「私が過去に読んだものの、その後二度と訪れることがなかったサイトや記事は全く価値がなかったのか?」と言われればそうでもない。

アルバイトの仕事にも就けず落ち込んでいた時に、同じような経験をした人が書いたブログとそのコメントを読んで励まされた。

慣れない仕事で毎日つらい目に会い、「自分が悪いのかな…」と自信を失っていた時に、「今の日本社会は時給数百円のアルバイトに仕事を求めすぎ」と批判している記事を読んで勇気づけられた。

喧嘩別れで去った職場から最後の給料を手渡しにされてどうすればいいのか迷っていた時に、怯まずに給料を取りに行く術を教えてくれる記事を読んで、無事に全額回収することができた。

日雇いの仕事で精神が狂いそうになった時に、生還者の手記を読んで、「あと数日頑張ろう」という気持ちになれた。

これらは、サイト名や記事のタイトルを覚えていないため、今となっては二度と訪れることはできないが、あの時は本当に助けられたと思っている。

たとえ、読者が二度と訪れることはなくても、今の私も彼らと同じことができていると信じて、ブログを続けていこうと思う。

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