コロナに関係なく毎年恒例のことだが、年末年始の休暇(厳密言えば、失業期間)は自宅で引き籠り生活を送っていた。
時間を持て余していた私は、ブログの過去の記事を整理することにした。
整理の内容は記事の冒頭に使用する画像の作成と、検索エンジンの評価が低い記事のnoindex化である。
・あえて検索結果には表示させない
前者は想像に容易いが、後者については「noindex化とは一体何なのか?」と思われる人もいるかもしれない。
これを一言で言えば、「この記事はGoogleやYahoo!などで記事内で使われているワードが検索されても、検索結果一覧には表示しないでください」と依頼するようなものである。
ブログやウェブサイトの運営に馴染みがない方がそれを聞いたら「すべての記事を検索結果に反映してもらった方が、一人でも多くの読者を呼び込めるのでは?」と思うかもしれないが、検索エンジンから評価されない記事が増え過ぎると、サイト全体の質が低いとみなされ、比較的評価が高い記事の検索結果も低下する可能性がある。
そのため、風呂敷を広げ過ぎないよう注意しなければならない。
ちなみに、検索されそうなワードを前もって厳選し、「これなら評価されるはず」と自信を持って送り出した記事でも、評価されないケースの方が圧倒的に多く、「10本に1本でも当たればラッキー」という感覚である。
大体3ヶ月もあれば、「当たり、外れ」はハッキリするのだが、1年に一本の割合で、公開直後は不人気でありながら、1年後に突然爆発的にアクセス数が増加する記事も存在するため、そう簡単にはnoindex化できない事情もある。
一方で、何年経っても、検索エンジンから評価されず、最近は構成や下書きの段階で「多分、この記事は検索エンジンから評価されないだろうなあ」と感じるテーマもある。
それがペンパル関連、特に人物関係の記事である。
・客足ガラガラの記事を捨てられない理由
このブログは当初、ペンパルサイトで知り合った外国人とのやり取りを題材にして作られた。
そんな歴史もあってか、「ペンパルサイト」というワードが含まれる記事や、使い方に関する記事はそれなりに検索結果の上位に表示されることもある。
しかし、そのようなサイトで知り合った人たちを特集した記事は全くと言っていい程、検索エンジンに表示されない。
一時期は、この記事が「社会」「復讐」というワードによく引っかかっていたが、最近はこの記事からも大分客足が離れており、代わりを担う人気記事も誕生していない。
そのため、現在ではすでに多くの記事がnoindex化されている。
ちなみに、昨年書いた「人物」カテゴリーの記事はおよそ15本だが、年間の閲覧数が100を越えた記事は1本のみである。
それはこちら。
しかも、この記事は投稿日が1月初旬という他の記事と比較して圧倒的なアドバンテージがあったから達成できたと言える。
それくらい人物をテーマにした記事はガラガラなのである。
それを聞いたら、
と言いたくなるかもしれない。
だが、検索エンジンからは評価されなくても、一応需要はある。
これらの記事への客足は、主に先ほど紹介した「ペンパルサイトの使い方」に関する記事からの流入である。
まあ、検索エンジンから評価されない以上、入り口はそこしかないわけだから当然だが。
そして、もう一つの特徴は、このような経路から、ペンパル仲間の記事に目を通してくれた読者は、立て続けに何十ページも閲覧を続けてくれるということである。
そんな人たちが、その後、リピーターとして再訪してくれることも多い。
つまり、人物関連の記事は固定客を生む可能性が高いのである。
・どんな気持ちで夜間に見ているのだろう?
最近は、ペンパルサイトで知り合った人物についての記事が検索結果に表示することなど最初から期待していないが、完全に諦めたわけではない。
というわけで、数少ないこのテーマのファン層について分析してみることにした。
このブログについて紹介するページで、「このブログは夜間の時間帯の来訪者が圧倒的である」ということを書いた。
これはペンパル関連の記事も同じである。
夜間、場合にはよっては深夜に、1時間くらいかけて続けざまに何十ページも閲覧された記録があることは珍しくない。
仕事関係の記事をこのように読むことは何となく想像できる。
おそらく、仕事で嫌なことがあり、夜になっても頭から離れず苦しんでいる人が、気晴らしのために読んでいるのだろう。
しかし、夜中に「ちょっとペンパルサイトのことが気になるからネットで調べよう」と思い立つ人がいるのだろうか?
もしくは夜勤の休憩中に、「時間潰しのために、気になっていたペンパルサイトのことでも調べてみるか」と検索して、私のブログを見つけたら「お、このブログには面白いネタがあるやん!」と夢中になって、記事を読み続けたとか?
そちらもなかなか想像できない。
結局、今になっても、「彼らがどんな気持ちで夜中にペンパル関係の記事を読んでいたのか?」の答えは見つけられていない。
だが、たとえ検索エンジンから評価される方法が見つからなくても、これからもペンパルサイトで知り合った人物の記事は書き続けるつもりである。
今でこそ、様々なテーマを取り上げているが、このブログはペンパルサイトで知り合った人や外国の暮らしを紹介する目的で始めた。
そんな創成期から応援してくれている数少ない人(たぶん、一人か二人だろうが…)は、今でもペンパル関係のネタを心待ちにしていることだろう。
「アクセス数に目が眩んで、そのような大切なファンを裏切らない」というのは私が通すべき義だと思っている。