やっぱりコメント欄は開放できない

このブログではコメント欄を設けていない。

その理由については3年前にこの記事で書いた通りで、管理と運営に責任を持てないからである。

毎日ブログをチェックしているわけではないので、荒らしやスパムメールへの対応はもちろん、間違った情報が書かれたコメントを数日間放置してしまう危険もある。

そんなことをしたら、このブログの信頼度は著しく低下してしまう。

このような考えに基づきブログ開設以来一切コメント欄を公開していなかったが、先日、コメント欄について再度考え直す機会があった。

・コメント欄があると便利だけど…

きっかけは読者の方からブログの感想についてメールを頂いたことである。

彼女は最近ペンパルサイトを使い始めて、役に立ちそうな情報はないか探していたら、この記事を見つけて、そこから多くのペンパル関係の記事を読んでくれることになった。

彼女からは参考になった点や私の主張に共感した点をメールでお伝え頂いたわけだが、その際にこんなことを言われた。

「コメント欄があれば、それぞれの記事で感想を書くことができるのですが…」

彼女は私に配慮してくれて、自身の意見を述べる前に毎回、「これはこの記事についてですが~」というような文言を入れていた。

もちろん、一通のメールに対して、主題となる記事がひとつとは限らず、3,4件のタイトルが入ることもあった。

読む側としてはそうして頂けると非常に有難いが、送る側としては、一度該当記事のタイトル(もしくはURL)を探しに行って、その後、メールに書き出さなければならず非常に時間と手間がかかる。

パソコンであれば、複数のウィンドウを開いて作業ができるため、そこまで難しくはないが、彼女はスマホからメールを送ってくれていたようなので、確かにそれでは大変だろう。

もし、コメント欄があれば、該当記事に直接書き込むだけだから楽だし、私にとってもどの記事についてのコメントなのかは一目瞭然である。

コメント機能にそのような利点があることは認める。

だが、それでも、やっぱりコメント欄を開放しようとは思わない。

熟考した結果、先ほどの記事で取り上げた理由の他に2つ出てきた。

:レスバトルで醜態を晒したくない

私は批判的な内容も含めて読者の意見だと思っているので、そのような内容が送られてきても、こちらの情報に間違いがあれば訂正するし、相手の認識に誤りがあれば、そのことを指摘する。

だが、私の性格上、自分に非がない(と思っている)場合に批判されたら、反論せずにはいられないし、失礼な人には相応の態度で接するため、論争を重ねるうちに、テーマが議論からかけ離れた所へ向かい、収集がつかなくなってしまう恐れがある。

コメント欄のような公の場でそんな醜態を晒したくない。

彼女のようにペンパル関係の記事に対するコメントで論争になることはないだろが、このブログでは社会問題について取り扱うことも多く、そのような記事では賛否両論あるだろうし、コメントに対するこちらの対応次第では、さらに(無用な)論争を生むことも考えられる。

だったら、最初からコメントは公開せずに、直接一対一でやり取りをした方が無難である。

ちなみに、悪質な内容だったり、個人的な価値観によるもので白黒つけることができないと判断した場合であれば、メールであっても返信しないようにしている。

:賛同コメントだけを求めている浅ましい人間にはなりたくない

先ほどの話を聞いて、「無用な論争を引き起こしたくないのであれば、否定的な書き込みは問答無用で削除すればいいのでは?」と思う方もいるかもしれない。

だが、私はそれも違うと思う。

これはYouTubeのコメント欄でよく見られることだが、自分は過激で、散々他人を攻撃するコンテンツを投稿しておきながら、批判的なコメントを書き込まれたら、馬鹿の一つ覚え、もしくは発情期のように「誹謗中傷だ!!」と叫び、被害者ヅラをして

「人権を傷つけられた!!」

「発信者情報を開示請求するぞ!!」

と大騒ぎするモンスターがいる。

彼らの心の声を表すと

「褒めてくれるコメントは大歓迎!!」

「批判されたら怒ります!!」

となり、何とも幼稚で卑怯で器が小さい人間であることが分かる。

それでいて、社会に何かを訴えようとしているのだから、「そのツラの皮の厚さには恐れ入る」という他ない。

曲がりなりにも言論で戦って泥仕合になる人よりもダサい。

否定的なことを言われたくないのであれば、最初から(称賛も含め)コメントを受け付けなければいいだけである。

私はそのような浅ましい人間にはなりたくない。

結局、このような考えに行き着いたため、コメント欄の公開を望んでいる方には申し訳ないが、今後も非公開とさせて頂く。

ご意見・ご感想は引き続きメールにてご連絡頂けると幸いです。

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