保険のアンケートに答えたお礼に貰ったもので一番役に立ったもの

コロナの発生以来、社会は大きく変わったが、何も悪い方へばかり向かったわけではない。

このブログではどちらかというと、社会の変化を肯定的に捉えてきた。

たとえば…

在宅勤務やリモート授業の導入による通勤ラッシュの解消。

失業者や生活困窮者への様々な支援。

水泳の授業の中止。

そして、ブログで取り上げることは初めてになるが、マスクの着用もそうである。

もちろん、マスクを付けることによって酸素不足に陥っているからなのか、仕事中に眠くなったりと悪影響もないことはない。

ただ、私個人はマスク着用義務化のおかげで大変恩恵を受けた。

なぜなら、仕事中に表情を気にする必要が一切なくなったからである。

実際に、先月の求職活動中も多くの人と出会ったが、すべてマスク着用で受けたため、随分と気楽な気持ちで臨めた。

テレワークとまではいかなくても、コロナ渦のマスク着用の流れはなかなか有難かった。

コロナ前から風邪を引いていなくてもマスクを付ける人は少なくなかったが、彼らもホッとしていたのではないだろうか?

だが、最近は通勤ラッシュの混雑と同様に、マスクの着用も悪魔的な揺り戻しが起こっている。

マスクを着用しないことは個人の自由だが、コロナ前のような「改まった場でマスクをすることは失礼」という質が悪い宗教は、コロナよりも先に根絶しなければならない。

コロナのおかげで、それまでは「お客様に失礼だから」、「スマイルを提供できなくなるから」と意味不明な理屈で従業員のマスク着用を禁止していた某スーパーやハンバーガー店のような人権侵害甚だしい悪質企業もすっかり更生した。

新型コロナウイルス感染拡大でもイオンはマスク着用「原則禁止」維持 ディズニーなど各社の対応は?:マスクの正しい着用方法指南も(1/2 ページ) – ITmedia ビジネスオンライン

マクドナルド、店員のマスク着用認めず コロナ禍で安全配慮義務違反の疑いも | ママの交流掲示板 | ママスタコミュニティ (mamastar.jp)

マクドナルド、従業員のマスク着用禁止を否定 「状況によっては本部に相談の上、着用が認められます」 | キャリコネニュース – Page 2 (careerconnection.jp)

しかし、コロナが収束に向かいつつある現在、彼らがまた外道の世界へ舞い戻らないよう、我々がしっかりと監視する必要がある。

面接で初めて笑顔を見せた時

私がマスクを付けることで恩恵を受けたと感じるのは、単に自分の表情を隠したという理由だけではない。

私はかつて販売の仕事をしていた経験があるのだが、そうは思われない程、仕事中は無表情で作り笑いを一切せずに淡々と仕事をこなしている。

もちろん、日常の仕事だけでなく、面接の場もそんな調子で臨む。

普段の自分を偽って職を得ても、後々苦しい思いをするだけだから、それで落とされたら「その程度の縁だった」と割り切っている。

当然だが、それが影響してか、面接の勝率はかなり低い。

しかし、コロナ渦でマスクを付けて面接に臨めることで、作り笑いを強制されることもなくなり、ハンデもなくなったような気がした。

なんと、公平で素晴らしいことか…

マスク社会、万歳!!

それ程までに面接を受ける時の作り笑いを嫌っている私であるが、実はコロナ前に一度だけ、自分でも気持ち悪い程笑顔で面接を受けた経験がある。

4年前、ずっと憧れていた事務職、しかも英語を使う機会がある仕事の面接を受けることになった。

もちろん、私は上司がろくでもない奴などということは夢にも思わなかったこともあり、何が何でもその仕事に就きたかった。

そこで考えたのが、面接の場で今までにない程ニコニコすることだった。

募集していたのが子ども向けのサービスを提供する部署であることも、笑顔で子ども好きな人間であることをアピールすることが効果的である気がした。

そうして笑顔戦略の結果・・・

採用された。

もっとも、後に上司になる面接を担当した女性は悪い人ではないものの、普段から私以上に不愛想な人(自分で認めていた)だったため、笑顔戦略が功を奏したのかは疑問だったが…

・参考にしたのは意外な人物

慣れないことを急遽やることになったら、誰かの真似をすることが手っ取り早い。

当然、私も事前に参考にすべき人について考えていた。

だが、これまで面接を受けることは多々あっても、面接を実施する側になる機会など一度もなかったため、真似できる人など見つからなかった。

そこで思い浮かんだのが、前の職場で出会ったある人物のこと。

「職場で出会った」と言っても、彼女は私の同僚だったわけではない。

その人物は保険の営業のために度々職場を訪れていた女性である。

私が働いていたのはそれなりに規模が大きく「老舗」と呼ばれていた百貨店(裏の汚い姿はこの記事で詳しく紹介している)で、彼女は私たちが昼休憩に入る時間に従業員用の通路に立って、行き交う人に声をかけ、アンケートに答えるよう頼んでいたのである。

彼女と初めて顔を合わせたのは、働き始めて間もない頃。

その時は訳も分からず、てっきり「店の人か?」と思って話を聞いたが、保険会社の人間であることを明かされ、個人情報や保険加入の有無を記入する用紙を見せられたことで、「あ、これは個人情報を集めて、営業用の電話やパンフレットの発送に利用するつもりだな…」と察した。(実際に後日、休憩場所で興味を持った従業員に保険内容の案内をしている姿も目撃した)

私は保険に加入するつもりはなかったが、「どうせ案内されても断ればいいか…」という安易な気持ちで記入した。

記入した用紙を渡したら、彼女はお礼の後に「私も同じ19XX年生まれです!!」と言った。

今だったら、それを言われたら少し嬉しい気持ちになるが、当時の私はこの記事で説明した通り、尖っていたというか、「同じ学校の同級生だったわけじゃないから、年齢が同じでも、そんなこと関係ないし…」というスタンスだった。

それ以降、彼女は数ヶ月間、度々同じ場所で営業活動をしていたが、顔を合わせたら挨拶をする程度の関係に過ぎなかった。

当然、彼女に対して特別な感情を持つことはなかったが、その時の彼女の笑顔が印象的で記憶に残っていたため、面接の場ではその姿を思い出して、「少しでも同じような笑顔が出来れば…」と思って挑んだ。

その甲斐あってか、私は希望する職種で働くことが出来た。

保険のアンケートに答えたら、謝礼としてボールペンやお菓子を貰えることが珍しくないが、彼女からそういった物を貰うことはなかった。

しかし、彼女のおかげで仕事に就くことが出来たのだから、私にとっては彼女の笑顔が一番のお礼になったのである。

その上、そうして採用された会社で、別の同い年の女性と出会い、それまでの考えが大きく変わることにつながったのだから、これまた不思議な縁を感じる。

今年は年度末に多くの職場で面接を受け、その中の一社が、4年前の面接と同様のエリア、時間帯だったこともあり、その時のことを思い出したのであった。

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