・あの人は今、何をやっているのか? 第二弾
以前、このブログで紹介した人たちの現在の様子を紹介する記事を書いたことがある。
その時からおよそ1年が経過して、そろそろ彼らの続報をお伝えしなければならない時期である。
そして、今日は2020年の最終日でもあるため、1年を振り返る意味も込めて、以前紹介した人たちの動向第二弾をお送りしようと思う。
なお、今回は前回と違い、対象者全員について紹介すると結構な数になってしまうため、連絡が取れなくなった相手や特に大きな変化のない相手は省略して、動きがあった人のみを取り上げることにする。
①:日本が大好きなフランス人男性(仮名:ロビン)
登場記事:それでも日本に住みたいと願うフランス人、ペンパルサイトで知り合った人と実際に会うとどうなるのか?①(シャイなフランス人編)、留学していたフランス人の友人が帰国した
「日本人女性と結婚したい!!」という理由で、日本に長期滞在していたフランス人男性。
最後の登場記事で紹介した通り、今はフランスの実家へ戻ったが、再び日本上陸を目指し、資金集めのために夜勤の警備の仕事をしている。
彼の考える「理想の日本人」など幻なのだから、いい加減、母国で真面目に暮らした方がいいのではないか?
…と言いたくなるが、私がそんなことを言える立場ではない。
②:某国の反社会活動家(仮名:ミスターX、国籍非公開)
登場記事:社会への復讐に燃える男
「自分を虐げている社会への復讐」と称して、社会的弱者を救済する活動をしている男性。
彼自身の生活に大きな変化はないようだが、コロナの影響で、政府も自治体も積極的に生活困窮者を窓口に案内したり、社会保障を受けている人に対するスティグマも減ったためか、彼の活動拠点へ訪れる相談者は減少してきているようである。
それ自体はいいことなのだが、その後の彼は何を動機に生きていくのかが心配である。
③:実際に会った台湾人女性(仮名:アカネ)
登場記事:ペンパルサイトで知り合った人と実際に会うとどうなるのか?②(台湾人と地元巡り編)、ネットで知り合った既婚女性から夫を紹介されたらどうなるのか?
ペンパルサイトで知り合って、実際に会った台湾人女性。
今年になってからは、コロナの影響で在宅勤務が増えたようである。
同じく以前紹介した夫(仮名:ワン)は仕事に出かけていることと、飲食店での食事が難しくなったことから、家にいる時間が多い彼女が毎日料理を作ることになったようだが、彼女は料理が得意ではないため、仕事へ出かけていた時よりもストレスがかかるらしい。
もっとも、彼女のように料理が苦手な女性は台湾では珍しくないようだが…
④:失業中だった韓国人
登場記事:あなたは眠れていますか?
知り合った時は3ヶ月間失業中で、無職、孤独、もうすぐ三十路という三大不安から不眠に陥っていた韓国人男性。
前回紹介した時と同じ配送の仕事をしている。
一時期は激務に加え、コロナの危険に晒されていることから、退職も考えていたが、今は忙しさも一段落して、その気はないらしい。
そして、最近になって、同じ職場の女性と交際を始めたらしい。
仕事を続けていたことのご褒美なのかもしれない。
⑤:日本へ旅行に来る予定だった台湾人
登場記事:ネットで知り合った既婚女性から夫を紹介されたらどうなるのか?
旅行で東京へやってくるはずだった台湾人。
コロナの影響で未だに来日できていないが、「早く日本へ行きたい!!」と言っている。
だけど、勤務先の飲食店が閉店したことで、今の彼は無職のようである。
旅行よりもそっちの方が重要ではないのか?
⑥:アメリカ人看護師
登場記事:独身中年女性が結婚ではなく恋愛を求めることはおかしいことなのだろうか?
彼氏とのデートの予定を楽しそうに話してくれた当時48歳の独身女性。
その後、彼氏との関係は…
教えてもらえなかった。
どうなったのかは無理に問い質さずに察することにしよう。
⑦:外国人の自殺志願者
自殺前に誰かと話をしたいと思い、ペンパルサイトで私にメッセージを送ってきた外国人男性。
自殺を思いとどまって、仕事探しを続けた結果、設備管理の仕事に就くことができたことまでは該当記事で書いた通りである。
変わったことと言えば、最近彼の上司が体調不良で数日欠勤したため、従業員たちの間で「もしかして、コロナに感染したのでは?」と冗談を言っていたら、その上司は二度と姿を現さず、数日後に突然彼の退職が伝えられたこと。
ヤバそうな臭いがプンプンするが、大丈夫なのか…
⑧:4年振りに再会したアメリカ人
登場記事:ペンパルサイトで知り合った人と数年振りに再会して感じたこと
数年前に連絡を絶っていたにもかかわらず、昨日送ったメールに返信するかのように、突然返信してきたアメリカ人男性。
彼は当時と同じ仕事を続けているが、妹の勤務先(老人介護施設)がコロナの影響で営業停止となったため、彼と同じ職場で働くことになったらしい。
彼の勤め先は保育所なのだが、そちらは大丈夫なのだろうか?
ちなみ、失業した友人が彼の家に転がり込んできて一緒に生活しているようである。
周囲の人も含めて、相変わらず自由な生き方をしている。
こうしてみると、今年はほとんどの人がコロナの影響で生活が変化したことが分かる。
なお、彼らに「今の生活を1年前に予想していたか?」と尋ねたところ、全員が否定した。
人生とはそんなものだろうが、今年はその予測できない変化が多くの人に訪れたのかもしれない。
来年の生活は一体どうなるのだろうか?
そんなことを考えながら、今年最後の記事を投稿したのであった。