「さすが九州!」問題から見えてくる差別主義者たちの末路

最近、インターネット上で「さす九」という言葉が盛り上がりを見せている。

これは「さすが九州」の略語で、以下のような意味があるらしい。

  • 九州の男性は男尊女卑で、人権意識が低い。

  • 九州の女は搾取されるだけの存在。

  • そんな人たちなので、九州で全国を驚かせるニュースが起きても「やっぱり」と納得する。

この言葉自体は数年前から存在していたようだが、西日本新聞が39日に『男尊女卑やゆ「さす九」SNSで拡散 九州の住民から「地域差別だ」の声』という記事を掲載したところ、同記事を紹介したXの投稿を通じて大きな反響があったためか、同日から一週間程でこのテーマを扱った記事が続々と投稿された。

「男はそげんことせんでよか!」SNSで拡散される“九州の男尊女卑”を揶揄する「さす九」の実態 一方で「イクメン力が高い」の調査結果に九州人も納得する理由(マネーポストWEB)|dメニューニュース(NTTドコモ)2025/4/13時点で削除済み)

「九州脱出に成功!」福岡生まれ20代女性が、どうしても嫌だったこと ネットでは「さす九」に賛否 – 弁護士ドットコム

九州の男尊女卑やゆ「さす九」の情報募集した結果…女性「九州を脱出した」男性「不愉快だ」「九州男児は女性に優しい」 – 弁護士ドットコム

また、上記の記事はいずれもYahoo!ニュースに登場したことで、そこのコメント欄への書き込みを通して、さらなる意見が集まった。

今回は「さす九」問題を通して見えてくる差別主義者の哀れな末路と、自覚なき男尊女卑思想の人々を心の底から軽蔑して、絶対に関わりたくないと思っている人へお勧めしたい生き方をご紹介したい。

(おことわり)

※今回の記事では差別的だと受け取られる可能性がある表現が含まれますので、ご承知頂ける方のみご覧ください。

また、ご意見やご感想をお送り頂く際は、どうか最後までご覧頂いた上でお願いいたします。

・愚者の楽園

「九州男児=一本気、逞しい、勇ましい等、反面、短気、曖昧、自己中心的、さらには男尊女卑」とイメージは以前から語られていた。(これらの印象についてはWikipediaを参照)

しかし、今回の件を通して集まった被害報告によると、男尊女卑や女性差別については、決してイメージではなく事実だという。

すべて取り上げたらキリがないので、私が独断で拾ったものをいくつかピックアップする。

  • 法事で親戚が集まった時に女達だけ台所で食事の準備をして、食事は宴会後の残り物つまむだけ。

  • 母や祖母からも、男性を立てて、口答えしない従順さを求められた。

  • 「男は女・子どもを所有してこそ一人前」という封建主義的な家父長制を崇拝し、食事の席や風呂の順番も厳格に守りたがり、少しでも間違えると大げさに叱りつけられた。

  • 「男に養われて、子どもを生み育てることが女の幸せ」という価値観を強制され、高校の成績は良いのに、「女だから大学へ行く必要はない」と言われ、就職や短大へ進学させられた。

  • 一方で、成績が悪い男兄弟は学費を全額払って大学に進学させる。

  • こんな世界観に違和感を覚えず「自分は幸せ」、「男を上手く扱っている」と胸を張る女性は洗脳済み。

  • 本州へ出て、初めてことのおかしさに気づいた。

  • 東京へ異動となった九州出身の男が何人も現地のノリで女性にセクハラをして訴えられる。

  • 差別的な言動を指摘されると、反省するどころか、逆ギレする。

  • 外面が良いから、結婚するまでは「優しい人」に見えるけど、結婚後に本性を表す。

  • それに比べて、東京の男性は誠実で優しい人ばかり~💛

ヤフコメは捏造らしきコメントも溢れていることがお約束だが、ウソだと証明できるわけでもなく、性善説論者でもある私は、これらの体験談を信じることにする。

こうして見ると、単に男尊女卑という言葉では語れない異様さがある。

「さすが九州」という言葉は、大げさや間違いではなく、女性たちにはこんな場所から一刻も脱出してもらいたい。

と言いたくなったが、こうして男尊女卑や閉鎖的で陰湿なムラ社会の住人のように語られる「九州の男」を見ていると、何かに似ていると感じた。

  • 男女平等と女性の社会進出が他国が羨む日本社会を破壊したと考えている。

  • 専業主婦に対しては「男に食わせてもらっている立場をわきまえろ!!」と、扶養から抜けて働きたいと意気込む女性には「男と対等な関係を目指すなんて生意気だ!!」というダブルバインドで、頑なに「女=男より劣っている」という信念を保つ。

  • 自分には責任を持って女性を養う男らしさなど一切ないにもかかわらず、多様性や性的マイノリティーに対し異常なまでの敵意をむき出しにして、トランプ政権がそうした支援や配慮を縮小するニュースを聞くと大喜びする。

  • 医学部入試女性差別事件のように、入試や就職試験で行われている性差別に対して、「差別ではなく、能力で判断しているだけだ!!」と開き直る。

  • 「海外の男性はレディーファーストの精神で溢れている」と聞けば、顔を真っ赤にして「それは優しさじゃなくて、女をペットや性玩具として扱っているからだ!!」と負け惜しみ全開で必死に自己弁護。

  • 他国と比較して女性の社会進出の遅れや男性が家事に費やす時間の少なさを指摘されるとムッキッキーと憤慨して、「自分たちの勝手な価値観を押し付けるな!!」、「日本が海外よりも劣っているんじゃない。逆に自分たちの方が先進的だから理解されないんだ!!と都合のいい屁理屈を展開。

  • 政治的配慮のなさを指摘されると「ポリコレなんてウゼーよ!!」と侵略者扱いする。

  • 「日本に差別は存在しない!」と言い張り、外国で日本人が差別されたら激怒するどころか、なぜか大喜びする(「ほらね。差別があるのは日本だけじゃない」とでも言いたいのか?)。

SNSに限らず、この社会にはこうした「男性」と「日本人」という属性に縋って「自分は優れている」という閉鎖的でジェンダー差別全開の自称「普通の日本人」が少なからずいる。

というか、これってヤフコメに大量生息している人たちだろう()

「日本→九州」と規模を縮小させる必要があるものの、他所の地域ではすっかり失われた古き良き日本の家父長制と、そんな男性に無批判で従順な女性が健在である九州という世界は、彼らにとって天国ではないのか?

かつて、この記事で、「日本のどこかの地域に、かつて日本が輝いていた黄金の昭和時代の世界観を再現した特区を作ろう」という話をしたが、その最有力候補地は九州だったのかもしれない。

男らしさ、女らしさを重視する家族観。

これを売りにした移住政策を展開すれば、人口減少に悩む九州も少なくない移住者が現れることは間違いないし、彼らにはぜひとも、自分たちの理想の社会である九州で輝いてもらおう。

また、「自称フェミニスト(別名:ツイフェミ、クソフェミ)」も一見すると彼らと対立しているように思えるが、日頃の言動を見ていると、その主張は男性と対等な立場としての関係を目指すものではなく、「女性だから男より特別扱いされたい」という庇護されたい願望丸出しだったり、「男が産めるのはうんこだけ」などという破廉恥なデモから分かるように筋金入りの性差別主義者だったりする。

こんな連中も、九州とは親和性抜群ではないか?

・見えない赤い糸で結ばれた運命

「差別主義者は九州と相性が抜群」と考える根拠は他にもある。

「さす九」論者はこんな理屈を展開している。

「ムキになって反論するから、本当のことなんだろうな」

「この批判を受け入れないことが、自分を客観視できない九州人のヤバさを物語っている」

Yahoo版の記事のコメント欄を読むと、こうした書き込みが異様な高評価を得ていた。

その様子を見た私はあることを思い出した。

2011年、東日本大震災による津波の影響で、福島第一原発が事故を起こした。

これにより「日本全体が放射能に汚染されている」という誤った認識や偏見に基づく差別的な発言や対応が発生。

韓国、中国、台湾などでは日本産の食品を広範囲に輸入禁止し、EU・アメリカ も日本の特定地域の食品に検査証明を義務付け、科学的に安全であると証明された後も規制が続くケースがあった。

「東京も住めないほど汚染されている」といった誇張された報道が拡散され、海外のホテルやレストランで、風評被害により、日本人の宿泊や入店を拒否するケースが発生したという。

当時ヨーロッパで活躍していた日本代表の経験もある川島永嗣選手が、相手チームのサポーターから「フクシマ!!」と野次を飛ばされたり、フランス国営テレビは彼の腕が4本ある合成写真を映し、「福島の影響」と発言された。

こうした問題は事故から10年以上経過した現在でも続いており、最近でも2023年に東京電力が福島第一原発の処理水の海洋放出したことで、中国が日本産水産物の輸入を全面的に停止した。

当然、日本政府や日本人はこうした根拠のない批判や、差別、偏見、それをやゆする発言と行動に対して怒りを表し、強い言葉で抗議してきた。

さす九信者によると、「本当の事だからムキになって反論し、自分のことを客観視できないことがより浮彫になっている」らしいから、彼らの世界観では、日本は福島第一原発の事故により放射能に汚染されており、食品は「日本産」というだけで厳しく検査をしなければ、安心して口に出来ない危険な国ということになる。

そんな彼らには、身の安全のためにも、一刻も早くそんな危険地帯から脱出して、安全な地域に避難してもらいたい。

とはいえ、世界広しと言えども、そんな差別主義者を受け入れてくれる国があるとも思えないので、避難先を国内に探すしかない。

そこで私がぜひとも推薦したいのが、事故発生現場から少しでも離れている西日本、すなわち九州である。

やはり差別主義者と九州は見えない赤い糸で結ばれているのだろう。

さす九信者は自らの発言と彼らが取るべき行動から、そう断言できる。

・九州男児が勘違いする女性への優しさ

「必死に反論するから本当の事だ」と同じくらい彼らの常套句とも言える理屈で、「本当に優しい人は自分で『女性に優しい』と言わない」というものがある。

『九州の男尊女卑やゆ「さす九」の情報募集した結果~』のyahoo版では、「両論併記に見せかけた差別記事」と辛辣な意見を述べるエキスパートの篠原修司氏の発言がコメント欄のトップとなっている。

九州の男尊女卑やゆ「さす九」の情報募集した結果…女性「九州を脱出した」男性「不愉快だ」「九州男児は女性に優しい」(弁護士ドットコムニュース) – Yahoo!ニュース

その次は「自分が『女性に優しい』と思っている時点で、本質がわかっていないと思う」というコメントが表示され、

「本当に女性に優しい人は自分で『女性に優しい』なんて言わない」

「元々男尊女卑の精神があるから、他所では普通のことでも『自分が優しい』と勘違いしている」

「自分のことを客観的に見れていない」

といった賛同の声と共に、記事を批判している篠原氏の4倍に当たる4000以上の「共感した」が押されている。

本記事の投稿時には、逃亡したのか、運営側が不適切と判断したからなのかは不明だが、コメントが削除されていたので、3/22時点での画像を貼っておく。

また、別の記事に関するものだが、「イクメン力が高い都道府県ランキング」の上位3県を九州地方が占めている調査結果(※)についても、同様の理屈で

「男も育児するのが当たり前という認識の県は当然ながらランキングには上がってこない」

「イクメンという言葉自体が『育児とは本来、女性がするものだが、それを手伝ってあげている』という女性蔑視の考えから生まれる」

という主張があった。

イクメン力が高い都道府県ランキング、3位福岡、2位熊本、1位は?|@DIME アットダイム

なるほど。

そういえば、自分の事を客観的に見ることが出来ないだけでなく、外面が良くて、深い付き合いになると本性を表すのも九州男児の特徴だった。

その主張に基づくと、自社が産休や育休制度が充実させ、従業員が子育てしながら安心して働ける職場環境を整えたり、「管理職比率を高め、女性が活躍できることを宣言している会社は、普通のことを大げさに言って、自分は「女性に対して優しく思いやりがある」と思い込んでいる自意識過剰で「さす九並みの男尊女卑企業」ということになる。

ちなみにこういう会社である。

世間では「一流企業」、「ホワイト企業」ともてはやされている名だたる大企業も、彼らの九州男児探知センサーによって女性を奴隷のように扱う差別企業と認定されてしまったようである。

ちなみに、どの会社も従業員の満足度調査で上位に名前が挙がることが多いが、これも彼らの常套句である「九州で暮らして『今の自分は幸せ!!』と言っている女性はさす九文化に洗脳されて、事態の異常さに気付かない」と全く同じなので、当事者の声は全く参考に値しない。

というわけで、「自分からわざわざ『女性に優しい』、『イクメンだ』と宣言している九州の男はヤバい!!」という論法にニンマリと笑いながら賛同している方々には、ぜひとも、そうした男尊女卑精神に満ちている上に無自覚な「さす九スピリッツ」溢れる厚顔無恥な大企業とは縁を切って、ワンマン社長が「ウチは女だろうが、子育て世帯だろうが一切特別扱いしねえぞ!!」と宣言している中小企業で働いて頂きたい。

そして、自身と同じく、わざわざ女性や育児への配慮など口にしない企業文化にどっぷりと浸かって幸せになってもらいたい。

それが彼らの望んでいる「本当の優しさ」なのだから。

前段の結論と合わせると、「さす九」信者の方々には、自身のロジックに基づいて、放射能汚染から少しでも離れた九州で、ワンマン社長が経営する女性への特別な配慮もイクメンも存在しない中小企業で働くことをお勧めする。

これが自覚なき差別主義者にふさわしい末路と言えるであろう。

・喜べないカムバック

さて、そろそろお気づきかと思うが、今回私が批判している「差別主義者」とは、男尊女卑精神に満ちている九州の人ではなく、発情期のように「さす九!!」と大はしゃぎしながら、九州の人を差別している不埒者たちのことである。

かつてこの記事で、この手の変態共を誘い出して、終盤にどんでん返しのカウンターをお見舞いして懲らしめたことがある。

同記事は当ブログでも屈指の大ヒットとなったが、さすが投稿から4年近く経過した昨年からアクセス数は下落傾向にあり、もはや使命を果たし終えたと思っていた。

ところが、先月は(全盛期には及ばないものの)急に復活した。

水泳の授業や、入社式向けの言葉といった季節ものを除くと、一度廃れた記事がここまで急激に回復することは初めてである。

アクセスが急増した時期を見てみると、今回の発端となった西日本新聞の記事が出された3/9の翌日からの一週間が極端に多い。

そして、雨後の竹の子のように後発の記事が湧いて出た3/16の週は意外にも沈静化している。

これは私の仮説だが、西日本新聞の記事がネットで話題になったことで、「さす九ネタはバズる!」という悪魔の囁きに耳を傾けた人が、都合が良い体験談を集めるために「九州」と「差別用語」を組み合わせて、アクセスしてきたのではないだろうか?

念のために言っておくと、私は別にネットに出回っている「九州でこんなにひどい目にあった」という体験談がすべてアクセス稼ぎやネガティブキャンペーン目的のウソだとは思わないし、そうした発言が差別だと思わない。(ウソでなければ)

もちろん、それを「不快だ!! 偏見を生む!!」と怒りを表す人の考えを否定するつもりはないが、「東京で暮らしていると、通勤中や飲食店では『モラル』という概念が存在せず、ルールやマナーを守らない民度が低いバカ共と毎日のように遭遇する」と何度も発言してきた私が、それを「地域差別だ!」と批判するのは筋が通らないから、今回は言わないでおく。

しかし、出身地という本人の努力で解決できない属性に基づいて差別する「九州出身だから」というコメントや、「うんざりする女性」と「問題に気づかないか気づこうとしない男性」などという幼稚なステレオタイプの展開を無批判に受け入れる差別主義者の多さには開いた口がふさがらなかった。

また、これ見よがしに「九州に行ったら、自分は現地の男と違って紳士的だから女性にモテた」という誠実アピールをするキモイ男が少なからずいたことにも鳥肌が立った。

どうせ妄想だろうが、百歩譲って事実だとしたら、こんな醜悪な男を紳士的だと思うことこそが、「九州の女はヤバい」ということを表しているものである。

そもそも、「本当に優しい人は自分から『優しい』と言わない」ことがさす九信者の信念ではないのか?

こんな所にも差別主義者のお下劣で薄っぺらい一面が現れている。

ツイフェミバスターの常套手段であるミラーリングで、この醜態を見てみよう。

早川:「この画像(上)を見てください。歩きスマホをしている人が『他人を蹴落としてでも自分さえよければいい』という文化に染まって育った東京出身の人で、きちんと前を向いて歩いている人は健全な地方出身の人です」

東京出身者A「何でそんなことが分かるんですか😡」

早川:「あなたのような東京出身の人がそうやってムキになって反論することが、何よりの証拠です」

地方出身者:「上京してから、東京育ちの友達がたくさん出来ましたけど、皆思いやりがある良い人ですよ」

早川:「あなたがそう感じるのは、すでに東京で自己中心的な思想の集団に毒されているから、事の異常さに気付いていないのです。皆さんは東京で暮らして、『やっぱり、東京の人たちはルールやマナーを守らない』と感じたことはありますか~?」

東京出身者B「そんな質問をすることは差別だ!!」

早川:「うわぁ、アンケートを実施しただけで烈火のごとく怒る東京在住の人が現れた!! 私はさまざまな立場の人の考えを紹介したいだけなのに…」

さす九信者は私がここまで言っても、「差別主義者だ!!」と非難しないんでしょうね。

・どこまでも狡い奴ら

属性に基づく差別と同じくらい気になったことがもう一つある。

それは、「地元では、親戚の集まりや学校教育、職場でこんなに酷い扱いを受けて地獄だったものの、自分の両親だけは違った」という経験を語る者が少なからずいたことである。

冒頭の『「九州脱出に成功!」福岡生まれ20代女性が~』の記事の女性も、「父は大学で東京に出ていた経験があり、転勤のある仕事をしていたため、地元思考が強くなく、娘を都会に送ることに抵抗がなかったり、母も都会に出たいタイプだった」と自分の両親だけは娘を奴隷のように扱う毒親ではなかったことを強調している。

一見すると、「地元がどんなに嫌な場所でも、さすがに実の親には恩や情を感じるから、鬼や悪魔のように捉えることは出来ない」という曲がりなりにも親子の絆が残っているように思える。

しかし、それは違うと思う。

考えても見て欲しい。

もし、自分の親もそんな極悪人だったら、実子である自分も差別主義者の血を引いていることになる。

それだけではなんとしても否定したいので、多少のことには目を瞑って、そうではない一面を必死に探さないといけないのである。

前述の記事で、「人間は理解しがたいものや、不都合なものの原因を自分とは異質な属性に求めて、自分と切り離すことで安心したがることが差別の本質」と書いたがまさにそれである。

筋金入りの差別主義者はどこまでも自分の身の可愛さから保身のことしか考えない姑息で狡(こす)い奴らなのである。

もっとも、これは「いや~、九州男児なんてものは○○県だけに限った話で、我が県は地理的や歴史的にも他所(本州や四国、外国)の文化と親和性が高いからそんなことはないんですよ~」などと発言することで、「自分はそんな悪い男じゃない!」と主張する者も同じことだが…

さて、今回も差別主義者をお仕置きするためとはいえ、九州の方々には不快な思いをさせてしまったことにはお詫び申し上げたい。

特に、前半の方の「差別主義者は九州へ行こう!」という発言については、「ウチはゴミ処理施設じゃない!!」と言いたくなった人もいたかもしれない。

心中はお察ししますが、その批判は正しいとは言えない。

だって、彼らはゴミではないから。

リサイクルできるのでゴミの方がマシです。

かつて私も、今回取り上げた浅ましい連中と同じような差別意識を振りまいていた黒歴史がある。

そんな考えを改めるきっかけになったのは、中学生の時に同級生から言われた何気ない一言だった。

もしも、彼と出会わなかったら、私も今頃Yahoo!ニュースやYouTubeのコメント欄で「さすが九州!」と大はしゃぎしていたかもしれない。

彼とは中学卒業後一度も会っていないが、本当に大切な出会いだったと今でも思っている。

さす九信者はそんな素晴らしい出会いに恵まれなかった哀れむべき人間たちなのだろう。

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