ブログの卒業はまだまだ先になりそう

今日は331日。

昨年までは41日から3日間に渡って、「新入社員へ贈りたい言葉シリーズ」をお送りすることが恒例行事となっていたが、同シリーズは昨年限りで終了した。

前日の331日は毎年そちらの対応に追われていたが、当然それもなくなったため、ホッとしている反面、どこか寂しい気持ちもある。

今まで忙しかった時期にやることがないというのは、何とも言えないモヤモヤ感が生まれる。

そんな折、こんなことを思った。

「このブログにとって、毎年41日は特別な日だったが、前日の331日はどうだろう?」

331日といえば年度末である。

学校に限らず、この日が年度の最終日である会社は多い。

41日に新生活が始まるため、前日の331日が別れとなることも少なくない。

私が学校生活を終えたのは15年近く前のことだが、それでも331日は多くの別れを経験している。

私自身、この日を最後に勤務を終えることが何度もあり、その時のことはブログでも取り上げたことがある。

幸いなのかな、今年はこの時期に職場で別れや卒業を意識する出来事は起きなかった。

だが、職場以外では…

・同期の引退?

先日、パソコンのブックマークを整理していた時のことである。

最近まで全く気付かなかったのだが、先代のパソコンで登録していたものも引き継いでいたため、保存しているURL200を超えており、何年もアクセスしていないものは大幅に削除することにした。

整理対象として精査したものの中には、このブログを書く上で参考にするために保存していたものも数多く含まれていた。

それらはデザインや機能、管理方法のために参考としていたものだけでなく、著者の生き方や志に共感したことで思わず保存していたものが10件程あった。

懐かしさも相まって、それらのURLを開いてみたのだが…

一人を除いて、全員が一年以上更新停止状態だった。

2年前にこちらの記事で、かつて憧れていたブログについて取り上げたことがある。

それらのブログもすでに長期間に渡り更新は停止していたが、どちらの10年以上前に開設されたものであり、彼らのことは「過去の人」だと割り切っていた。

一方で、今回改めてアクセスしたブログは、過去5年以内に開設されたものばかりで、デビューした時期は私とほぼ同年代だった。

彼らは私のことなど知る由もないだろうが、彼らに対して少なからず感情移入をしていた私は、ブログの世界から足を洗った彼らを見て、まるで同期が引退したような寂しさを感じた。

「ブログを辞めた彼らは一体何をやっているんだろう?」

中には、ブログをきっかけにWebライターとしてデビューした者もいたようだが、多くは長期間の更新停止やURLごと削除しているため、その後の動向は不明である。

たとえ、ブログを廃業したとしても、結婚や希望の職を得たことで、生活が多忙になったことが理由であれば、それは立派な「卒業」であり、人生の新しいステージに踏み出した彼らには、心から祝福したい。

・自分が引退する時は…

ここまでは俯瞰したことを言ったが、ブログから足を洗うことに関しては、決して他人事とも言えない。

ブログ開設から5年以上経過した今でも、毎月610本の記事を投稿しているが、この記事に書いたように、2年前からスランプを感じて、今年は例年以上に出だしが悪い。

ブログを始めて3年くらいは、メールを通じて読者と交流したり、彼らの話を聞いてたこともあったのだが、最近はそれもほとんどなくなった。

ブログという性質上、悪質な記事の拡散でもしない限り、他人から引退勧告をされることも、戦力外通告を受けることもないのだが、私自身がこの業界から去ることと向き合わなければならない。

現状、特に大きな生活の変化もないため、これまでと同じように淡々と記事を書くことになるだろうが、私が「同期」だと認識していた他のブロガーの多くがすでに辞めている通り、これから先もコンスタントに記事を投稿することは簡単とは言えない。

もし、彼らと同じようにブログを引退することになったら、廃業ではなく、卒業という形で辞めたいのだが、幸か不幸か、それが出来るのは当分先になりそう。

そんな日が来るかも分からない日を信じて、これからもブログを続けていくことだろう。

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