今年一年お世話になった外国の友人たち(2022年編)

2022年もいよいよ今日で終了する。

2年前の2020年以降、毎年大晦日はこのブログに登場した外国の友人たちの近況を振り返っている。

手短になるが今年も同様の企画を行いたい。

・①:アメリカ人男性(35歳・飲食店勤務)

最初は去年と同じくこちらのアメリカ人男性の話から始めたい。

昨年の年末の時点では無職だったが、今年は新年早々かつてと同じITサポートの仕事に就いた。

彼とは2017年の2月に出会い、5周年を迎えた今年の3月に私たちの成長を振り返る記事を書いた。

その頃の彼が昨年末と同様に無職のままだったら、「ゆっくりだが、確実に成長している」という言葉の説得力がまるでなかったから正直助かった。

だが、その仕事は長く続かなかったようで、8月頃には最初に出会った頃と同じハンバーガー店の仕事に戻っていた。

今年初旬がそうだったように、また希望の職に復帰できる可能性も高いようだが、アメリカの雇用の流動性の高さには驚くばかりである。

・②:タイ人男性(27歳・介護士)

続いてはタイの田舎町で介護職に就いている27歳の男性。

彼とも5年以上前からの知り合いだが、一時期疎遠になっていた。

原因は7月頃に彼から「How is your job?」と聞かれたのだが、その頃は前回の記事のテーマだった退職を決意する間近で気が立っていたため、「悪いけど、仕事の話はしたくない」と返信してしまったからである。

それ以降、4ヶ月程、彼からメッセージを送られてくることはなかったが、今では以前と同じく日常のたわいないやり取りをしている。

先日も「心が変われば、態度が変わる。態度が変われば~」というマザーテレサの言葉が書かれた階段の写真を送って、「この言葉の意味を教えて」と言ってきた。

仕事の方は昨年同様に介護士として働きながら、農業を営んでいる実家が収穫の際は農作業を手伝っている。

仕事の変化が激しい先ほどのアメリカ人男性(それについては私もそうだが)とは対照的に、彼は何年経っても変化を感じない安定した穏やかな日々を過ごしているようだ。

・③:韓国人男性(26歳・行政機関でインターン)

次は昨年出会った20代半ばの韓国人男性。

Hi! Penpal!で出会ったものの、LINEの交換を行わず、1年以上そこでやり取りが続いたある意味奇跡の人。

そんな彼は去年の10月から合計で三度もコロナに感染していたらしい。

直近でコロナにかかった時に、てっきり前の感染の話をしているのだと勘違いしてしまい、ちょっとした笑いが起きた。

昨年末はマーケティングの仕事をしていたが、今年は行政機関でインターンをしている。

夏頃に以前から繋がりがある人物が選挙に出馬するということで献身的に支援活動に参加したりもしていたように、向上心が高いことが伺える。

だが、その多忙のためか、10月以降はメールの返事がない。

Hi! Penpal!でやり取りをしていたため、これまでのメッセージはすべて消えている。

事前に友達登録をしていたことで、辛うじて連絡先は分かるため、お正月メールを送ってみて、そこから再会できたらいいなと思っている。

・④:韓国人男性(31歳・製造業)

今度は2年前からこのブログで何度も登場している日本語がペラペラの韓国人男性。

彼とは2020年の夏からにHi! Penpal!で出会い、今はLINEでやり取りをしている。

日系企業で働いており、韓国支社も「日本的」と呼ばれる風土が強いようで、彼の仕事の不満から「これは他の日本企業も同じなのか?」という話が多い。

そうは言っても、彼は親日的で、過去に何度か旅行で来日した経験もある。

今年の11月頃に、訪日観光客の入国が緩和されたことでクリスマス休暇に東京を訪れる予定であることを聞かされた。

ペンパルサイトで知り合った人と実際に会うことになるのは、この時以来4年ぶりとなる。

しかも、彼とは2年間のオンラインの関係を続けた末に会うことになる。

過去にそんな経緯で会うことになった人はいないため、私は多いに胸を躍らせた。

しかし、物価高の影響などで航空券の値段が当初の予算は遥かにオーバーしてしまい、結局彼の来日は実現することがなかった。

とても残念であるが、過去には連絡せずにドタキャンした人物が何人もいたため、彼の紳士的な対応には感謝している。

・⑤:フランス人男性(仮名:ロビン、34歳・警備員)

最後はこのブログでもかなり初期から登場しているフランス人男性。

2020年の5月におよそ2年に渡る留学を終えて帰国した後は地元で介護の仕事をしていたこともあったようだが、今はまた警備の仕事に戻っている。

「日本人女性と結婚する!!」という決意の下、何度も来日を試みていたものの、ここ数年はコロナの影響で母国に留まらざるを得なかった。

それでも、今では文化活動ビザを取得し、もう何度目かは分からないが、再来日の機会を伺っている。

本当は就労ビザを取得したかったようだが、彼は大学で専門知識を学んだわけではなく、熟練した技を持つ仕事に就いていたわけではないため難しいらしい。

ということで、彼には特定技能ビザの話をした。

期間は分からないが、彼は過去に介護の仕事に従事した経験があるため、もしかしたら条件に該当するのかもしれない。

彼は日本、並びに日本人女性に甘い幻想を抱いているため、私は彼の来日を応援する気はないが、かつてこのブログでも取り上げた偽装留学生みたく、返せる当てもない莫大な借金をして留学するようなことは止めたかったため苦肉の策だった。(冷たい)

昨年の年末記事で、「ブログ開設当初と比べると、今は新規の出会いが減って、同じ人との長期間の付き合いが続いている」と書いた。

それは今年も同じで、今日紹介した5人中3人は昨年も登場した人物で、残りの2人もこのブログでは数年前からのお馴染みさんである。

もちろん、今回は登場しなかったが、何年もやり取りを続けている人は他にもいる。

すっかり変化がなくなった感は否めないが、これも私が年を取ったことで安定した付き合いができるようになったということなのだろう。(仕事は全然安定していないけど)

何となくだが、来年もまた同じような年末になる気がする。

そんなことを考えながら、2022年の投稿はすべて終了します。

それでは皆様、よいお年を。

早川鉄男

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