あまりに人が集まらず派遣会社に泣き付くブラック企業

先日、自宅のパソコンでネットを利用していた時のこと。

大手派遣会社の求人広告が表示されていたのだが、その中に気になるものを見つけた。

先ず目を引いたのが「10名の大量募集」という文言。

今は年末調整へ向けた人手が必要な時期なので、そのような求人自体は有り触れている。

ところが、この求人の仕事内容は…

学習支援企業のキャンペーンの案内。

勤務地の最寄り駅も確認したのだが、おそらくこれは…

かつて、私が一週間という短期であるが手を染めていた迷惑架電(兼個人情報の収集)の仕事である。

この会社がいかにろくでもないことをやっているかは、このブログでも度々取り上げてきた。

私はこれまで日雇いの仕事も含め多くの仕事を転々としてきて、「二度と働きたくない」と感じる仕事を数多く経験してきた。

とはいえ、コンビニのバイトにせよ、引っ越しのバイトにせよ、労働環境としては最悪だったが、まがりなりにもお客様には感謝してもらえた。

だが、迷惑架電の仕事はそれすらもなく、ただただ人様に迷惑をかけるだけだった。

私はこの時、「世の中には『なくても困らない』のではなく、『存在しない方がマシな仕事』もある」のだと実感した。

2ヶ月間失業中で生活に困っていたとはいえ、こんな仕事に加担したことは、私にとって一生消せない黒歴史である。

ちなみに私が働いていた時のマネージャーは、自慢話と説教が大好きでクズのような業務内容にふさわしいパワハラ野郎だった。

こんな人間の下で働きたいと思う者などいるはずがなく、私以外の人も続かずに辞めてしまったのだろう。

私が働いていた時と比較すると、時給が500円もアップしていることから、並々ならぬ人手不足に苦しんでいる様子がまざまざと思い浮かぶ。

それに加えて、派遣会社に高いマージンを払っているのだから、なりふり構わない必死さも滲み出ている。

「自分たちは社会貢献という素晴らしい仕事をしている」と自画自賛したり、「面接に来る一流大学生は話がつまらない奴ばかり」と勘違いして選り好みをしていた人間が、ここまで多くの人からそっぽを向かれているのはお笑いと言うしかない。

というよりも…

そこまで高い人件費払ってまで、事業を継続する価値がある仕事なのか?

いっそのこと、そんな反社会的活動は辞めてしまえばいい。

労働者にとっても、社会にとってもその方が絶対にプラスである。

仲介で儲ける派遣会社にとっても、女衒のようなことをやらずに済むので、良心と社会的信用を失わなくて済む。

もちろん、変態パワハラマネージャーは責任を取って解雇ということで。

賢明な読者の皆さんは、たとえ高い時給に魅力を感じても、こんな求人に応募してはいけないし、万が一入ってしまったら、どんなに罵倒されたり、脅されたとしてもすぐにバックレてもらいたい。

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