朝マックの素晴らしさに感動する

先日、朝の7時頃にマクドナルドで朝食を取った。

この記事に書いた通り、私は子どもの頃からマクドナルドが大好きだった。

だが、この時間帯に利用することはもちろんのこと、朝食のために利用することは決して多くなかった。

普段から利用している方はご存じだと思うが、マクドナルドは朝の10:30まで営業こそしているものの、「朝マック」というメニューにより、レギュラー商品の一部が販売されていない。

一番の大好物は販売されているのがせめてもの救いだが、個人的なレギュラーメニューの多くは販売されていないので、ほぼほぼ利用しない。

しかし、この日はどうしても朝食を外で取る必要があることと、近くには他に空いている店がなかったため、朝マックを承知でマクドナルドのお世話になった。

その結果…

・都会の醜さは大好きだったものすら嫌いに替える

冒頭でも触れた通り、私はマクドナルドが大好物だった。

ところが、実を言うと、最近は徐々に足が遠のいていた。

なぜか?

その原因はいくつかあるが、まずは店内の混雑が激しいこと。

私は東京23区という元々人混みが溢れた街に住んでいることもあるが、最近はモバイルオーダーという横槍が入るせいで、店内に入ってから、食事開始までの時間が異常に長くなる。

ひとまず注文さえすれば、席まで持って来てくれる店舗もあるが(「ある」というか、前はそれが当たり前だと思っていた)、昨今は人手不足の影響か、店内飲食であっても、持ち帰り同様にカウンターの前で待たされることも増えた。

そして、ようやく商品が出てきたと思ったら、今度は席が空いていない。

百歩譲って、食事している人で混雑しているのであれば、まだ我慢できるが、そこはモラルという概念が無い街、東京の宿命。

周囲の迷惑などどこ吹く風で、すでに食べ終えているのにダラダラとスマホを弄りながら時間潰しをしていたり、そもそも食事をするつもりがなく、一杯のドリンクだけ注文して、パソコンやノートを開きながら、仕事や勉強をしているつもりのバカ共が幅を利かせている。

アイツらは、親の躾がどうこうという次元ではなく、「自分のせいで、他の人が困る」という共感性のような人の心が欠けているサイコパスなのである。

前はあんなに大好きだったマクドナルドが、最近ではそんなクズの溜まり場となってしまったため、利用しなくなるのも当然のことである。

このように、最近ではすっかりご無沙汰となったものの、もちろん、マクドナルドそのものが嫌いになったわけではない。

先の年末年始に帰省した時は、久しぶりに地元の店舗を利用したのだが、東京と違って、あまりにも平和で、広々として、商品の提供が早かったことに感動した。

東京での生活でも、こんな思いが出来たら、どんなに良いことだろうか…

・好きだった時の記憶が蘇る

朝マックには抵抗があるが、マクドナルドそのものから気持ちが離れつつある現状では、期待値も高くはないだろうし、「朝マックでもいいかな」と思って利用することにした。

ちなみに、店舗はこれまでも多く利用していた(そして、不愉快な思いをした)最寄り駅前の店舗である。

休日の朝7時頃ということで、レジには誰も並んでいない。

東京の店舗でこんな体験をしたことはあっただろうか…

それだけでも感動したのだが、店の中が「これまでと同じ店舗なのか?」と驚くほど、空いていて、平和なのである。

大学生くらいの年代と思われる若い男性グループが10人くらい集まっていたのだが、群れて気が大きくなる集団にありがちな、大声で騒いだり、食べ終えた容器を放置することもなく、至って礼儀正しい男たちだった。

彼らだけでなく、一人で利用している人たちも、パソコンやノートを広げていたり、食べ終わった後も長時間席を占領する者はいなかった。

まさか、東京でこんな光景を見るとは驚きである。

まるで地元の店舗を利用しているような気持ちになり、マクドナルドが大好きだった時の記憶が蘇った。

昼間もこんなに穏やかだったらどんなに良かったことか…

あれほど避けていた朝マックがこんなに素晴らしいとは全くの予想外だった。

おかげで朝からいい気分になり、素晴らしい一日を過ごすことが出来た。

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