先日の火曜日は会社に遅刻しそうになった。
その理由は、電車の遅れでも、忘れ物を取りに帰ったからでもない。
寝坊したからである。
コロナが収束に向かいつつある現在、東京では毎日のように、電車が遅延しているが、よりによってその日は定刻通り運転していたので、言い訳に出来ない状況だった。
・起きられない曜日はいつも同じ
私は目覚ましとして、かつて使用していたガラケーと目覚まし時計の2つを使用している。
先ずはガラケーのアラームを起床時間に、その10分後に時計が鳴るようにセットしている。
目覚まし時計はあくまでも念のためで、普段はガラケーのアラームだけで起きている。
ちなみに、冬場は布団から出る前に暖房で部屋を暖めたいので、起床時間の30分ほど前に自然と目が覚めて、暖房のスイッチを入れている。
…のだが、その日は体内時計でも、ガラケーでも起きることが出来ず、目覚ましのアラームでようやく目が覚めた。
しかも、暖房が付いていなかったため、部屋が温まるまで布団から出ることが出来ず、「もう少ししたら出よう…」とグズグズしていたら、定時の起床時間より20分以上遅れてしまった。
我ながら恥ずかしい話である。
だが、実を言うと、同じような目覚めの悪い朝はこれまでも何度かあった。
そして、その日は毎回火曜日だったのである。
平日週5日の勤務をしている人であれば、「月曜の朝がしんどい」と感じる人もいるだろう。
またこの記事で紹介したサザエさん症候群のように、日曜日の夜に憂鬱な気持ちを持つ人もいるだろう。
しかし、火曜日の朝が弱点という人はあまり聞いたことがない。
むしろ、火曜日に対しては、月曜日という関門を乗り越え、ようやく仕事モードに入るというケースが多いのではないか?
・前日のツケを払わされる
とはいうものの、私が火曜日の朝になかなか目覚められないのは明確な理由がある。
それは前日のツケを払わされているから。
日曜の夜は翌日から仕事が始まるため、緊張してなかなか寝られないことがある。
それについては、同じ境遇の読者の方も少なくないだろう。
だが、私の場合、月曜日の朝は、たとえ睡眠時間が僅かであっても、問題なく起床できる。
もちろん、憂鬱な気持ちに襲われることもなく、仕事中に居眠りをすることもない。
そうして、睡眠不足ながらも一週間が順調にスタートする。
ところが、その疲れが月曜の夜にドッと出てしまう。
普段は0時過ぎでも起きていることが珍しくないが、月曜の夜は23時を迎える頃にはウトウトするので、すぐに就寝する。
前日の睡眠不足も相まって、その晩はよく眠れる。
そこまでは良いのだが、よく眠れ過ぎて、体内時計とガラケーのアラームを2段階に渡って気付けないのである。
そして、気付いたら、ガラケーの10分遅れで鳴っている目覚まし時計で目が覚める。
夏場であれば、「ヤベ―!!」と思って飛び起きるが、冬場は暖房で部屋を暖めないと布団から出られない。
頭では「起きないといけない」と分かっているが、体は「もうちょっと。もうちょっと」と思って、部屋が暖まるまで先延ばしにしてしまう。
それによって、気付いた頃には「うひぇー!!!!」と、大慌てで布団から出ることになる。
こんなことが何度も起きている。
ネット上で「火曜日が嫌い」という意見に目を通してみると、
「休みまでまだまだ長い」
「一週間の初日である月曜日に、会社で嫌な告知が出て、先が思いやられることが多い」
というような「まあ、たしかに…」と感じる意見もあったが、私と同じ主張はなかったため、こんな境遇の人はあまりいないのだろか?
もっとも、その方が喜ばしいことは間違いないが…
・おまけ(ちょこっと英語学習)
<これでもう英語の火曜日と木曜日は混同しない>
今日のテーマは火曜日だった。
火曜日は英語でTuesdayだが、この単語が「木曜日のThursdayと紛らわしくて覚えにくい」という意見が少なくない。
両者ともに頭文字がTであり、「day」の前に「u」と「s」が使われていること、フライデー(金曜日)やサンデー(日曜日)ほど、日本語として使われることが多くないことも理由だろう。
それを聞いた時は「なるほど」と思ったが、私はこの2つを混在したことは一度もない。
なぜなら、あることがきっかけで、「火曜日は英語で『Tuesday』である」とはっきりと憶えていたからである。(綴りを正確に書けたかどうかは別にして)
今から20年ほど前、「MINI LOTO」という宝くじのCMが放送されていた。
仕事帰りと思われる男性がタクシーに乗り「月曜日って疲れるよな」と呟いたところ、ネズミのコスプレをした女性が現れ
「でも、明日はミニロトチューズデー!!」
「チャンスは毎週、チュー・チュー・チューズデー!!」
と歌い出す。(そのものズバリの動画は発見できなかったが、「ミニロト チューズデー」で検索したら、類似のものは見つかった)
当時は名探偵コナンが月曜日に放送されていたこともあり、同番組のCMとしてよく流れていた。
そして、地上波で放送された劇場版の作品を録画したビデオにこのCMも含まれており、ビデオを見る度に先のフレーズが耳に入っていたので、気付いたら「火曜日= チュー・チュー・チューズデー」と頭の中に定着していた。
当時はまだ主流だったVHSに録画したため編集が出来ず、CMも残っていたわけだが、今のようにHDDに保存すると、容易にCMカットが出来てしまうため、このような思わぬ副産物を得られる機会は減って来るのかもしれない。