今日は私が2019年に購入した本の中からおすすめできるものを3冊紹介しようと思う。
まず1冊目
松本 茂、Gail Oura、Robert Gaynor (著)Z会
以前の記事で紹介した旺文社の「文で覚える英単語シリーズ」と同じく長文の中で単語を覚えることを目的としている本であるが、単語だけでなくリーディング、リスニング、スピーキングの練習にも最適な本。
「単語の意味は分かるが、長文が苦手」という人には特におすすめ。
単語リストは長文の下側に載っており、日本語訳は見開いて隣のページに載っている。
そのため、意味を確認する度に、ページをめくる必要がなく大変使いやすい。
また、実際の問題から内容の一部を抜粋するのではなく、すべての文章が最初から最後まで書き上げられている点も評価できる。
文で覚えるシリーズと比較すると文字が大きめであるため読み易いが、単語のみの音声はCDに収録されていない。
しかし、ほとんどの単語は中学校で習うレベルのものであるため、大きな問題ではないと思う。
中学生レベルの単語と文法が使われているため、誰にでもすすめることができるが、繰り返し学習したい人は一点だけ注意してもらいたいことがある。
この本は前半80、後半62の計142パートで構成されているため、最後まで通した後に復習しようと思うと、前半部は確実に忘れることになる。
だから、前半と後半は別々の本だと割り切って、最初に前半の80を何度も繰り返してから、後半に入る方がいいだろう。
2冊目はこの本
石井 辰哉(著) クロスメディア・ランゲージ
日本語では当然のように使っている身の回りにある物の英単語集。
すべての単語にイラストが書かれていて、発音記号や例文も載っている。
音声も英語のみ、日本語→英語、フレーズなど数パターン用意されていて、お好みに合わせて使える点も評価できる。
不満点を挙げるとしたら、絵を見て英単語を思い出すのだから、英語と日本語の配置が逆の方が使いやすいのではないかと思うところ。
そして、3冊目はこの本
吉田研作(著) アルク
朝起きて、身支度をして、会社に行って、仕事をして、アフターファイブを楽しんで、家事をして、眠りにつくという一日の流れを英語で表現するフレーズが収録されている。
チャプター間に活用練習やストーリー練習もある。
難しい単語は出てこないが、「そういえば、これは英語で何て言うのだろう?」と思う表現が多く出てくる。
注意点を挙げるとしたら、チャプター3の仕事編がオフィスワークの現場しかないこと。
オフィスワーク以外の職に従事している人は損をした気分になるかもしれない。
以上の3冊が、私が2019年に購入した本の中で特におすすめできるものであるが、3冊とも姉妹本があるため、一度、書店で読み比べてみて自分に合うものを選んでほしい。
どうして、昨年の年末ではなく、なぜこのタイミングで2019年を振り返る記事を書いたのかと疑問を持った人もいるかもしれない。
実は、この記事は先月に投稿する予定だったのだが、年度末は季節ネタや一年の振り返りが建て込んだり、前回の仕事始めの記事をどうしても1月6日に投稿したかったことなどの事情があり、公開が遅れてしまった。