先週、嫌な夢を見た。
どうやら私は在宅勤務をしているようである。
今の私は週5日完全出社の仕事をしているが、このブログでも度々取り上げているように、在宅勤務に憧れている。
想像していた通り、家で仕事をすると、会社で働いている時よりも捗(はかど)っている。
しかも、働いているのは東京に借りている狭いボロアパートではなく、実家の居間である。
つまり、実家で悠々自適に暮らしながら、単価が高い東京の仕事をしている。
これぞまさに私が夢見ていた生活だ。
テレワーク最高!!
これで実家の家族だけでなく、数少ない地元の友人たちとも出来るだけ多くの時間を過ごすことが出来る。
上司や同僚とは電話やメールで頻繁に連絡を取り合っているが、もう完全に別世界の人たちである。
なんて心地良いんだ!!
そんな時、上司から連絡が入った。
上司:「早川さん。今実家にいるんだよね?」
早川:「はい。そうです」
上司:「たしか、君の実家は○○県の××市の近くだったよね?」
早川:「はい」
上司:「今、私と△△さんの二人が担当している顧客が君の家の近くだから、今日からしばらく二人で早川さんの家にお邪魔して働かせてもらうね♡」
え!?
驚いていたのもつかの間、彼らはすぐに私の実家にやって来た。
そして、当然のように私の実家の電気やWi-Fiを使って仕事を始める。
私の家族は彼らに気を使って、リビングから離れる。
これだけでも申し訳ないのだが、私は上司に気を使って、コーヒーやお菓子を用意しなければならなかった。
これじゃまるで、実家が会社の植民地になったみたいじゃないか!?
いくら会社に行かなくて良いといっても、こんな在宅勤務は嫌だ…
満員電車やクソみたいな就業環境でも、会社の方がマシだ…
そんな気持ちになって、思わず泣きそうになった。
ここで、ようやく目が覚めた。
夢で良かった…
悪夢から覚めた時はいつも冷や汗でびっしょりになっているが、この時はいつも以上に激しかった。
私はかれこれ1年以上、在宅勤務に憧れていた。
コロナの終息によって、在宅勤務やオンライン授業も終焉を迎え、コロナのような通勤ラッシュも蘇り、毎日の通勤に多大なストレスを感じている。
そのことで「テレワークが出来れば…」と思っていた。
しかし、たとえ出社の必要が無くても、実家で働くことが出来たとしても、夢で見たような在宅勤務だけは絶対にお断りである。