今から1ヶ月ほど前、InterPalsで日本在住の女性からメッセージが届いた。
といっても、相手は日本人ではないようだった。
ファーストメッセージは
「あなたの日本の友達と知り合えて嬉しいです」
「今日はどうだった？ 仕事は終わりましたか」
という片言風の内容で、プロフィールの言語の項目では英語のネイティブスピーカーになっていた。
彼女にメッセージを送って聞いたところ、「アジアの某国（ちなみにこの記事で登場した「A国」ではない）出身である」と言った。
ここではその国を「B国」と呼ぼう。
特定を避けるため、詳しくは書けないが、その国は経済的に豊かな（というイメージが強い）アジアの国である。
B国出身の彼女は「結婚相手を探す目的でInterPalsを使っている」らしい。
経済的に豊かな国の出身でありながら、日本に住んでおり、ペンパルサイトで結婚相手を探している若い女性。
しかも、顔写真はかなり色っぽい雰囲気が漂っている。
何とも、怪しさ満点であり、私は次の返信まで時間を置くことにした。
案の定、彼女は1週間も経たずにアカウントを消した。
やはり、怪しい業者だったのだろう。
彼女のプロフィールや送られてくるメッセージだけでも、十分、悪質業者疑義はあったが、実は「B国出身」ということを告げられたことで、「やっぱりな」という確信が生まれた。
私はこれまで、そのB国の出身者とはネットでもリアルでも一切やり取りをしたことはない。
だが、過去に良からぬ噂を耳にしたことがある。
1年前、私は日本人のメル友が欲しくて、友達アプリを使っていた。
結論から言うと、そのアプリは全く役に立たず、危険な人物が跋扈しており、運営はいくつかの警告を出していた。
その中の一つにこんなものがあった。
「『B国出身で、資産運用で生計を立てている』と称して、怪しげな投資話を持ち掛ける女性の存在が多く報告されています」
B国出身の（またはそう自称する）人物とは一切面識がなかったものの、その一件以来、私は「B国出身」と自称する人物のことを警戒していた。
今回の一件で、B国出身者に対する私の疑いの目はより一層強まりそうだが、別のことにも気を付けないといけない。
それは、「真っ当なB国出身（もしくは在住）者に対して、不当な差別を行ってはいけない」ということ。
A国人の場合は過去にひどい目に遭ったが、今では当初程の警戒感（というか毛嫌い感）はない。
あの後に、真摯な付き合いをしてくれるA国出身者と多く出会ったから。
しかし、B国出身者とは一切出会いがないため、そのような浄化は行われず、悪いイメージだけが凝り固まる。
「いつか、このような私の疑いの目を払拭する人物が現れてくれたら…」と思っている。
もちろん、B国（並びに、そこの出身者）は、勝手に自分たちの名前を悪行に利用されている被害者なのだが…
