DV彼氏と思った男の本当の姿

これは先月、仕事帰りの電車に乗っていた時の出来事。

私の近くに2人組の若者がいた。

年齢は20代半ばだろうか。

彼らはお互いの近況を報告し合っており、次第にこんな会話へ突入した。

A「最近、付き合いが悪くなったけど、仕事大変なの?」

B「いや、仕事は大変じゃないけど、彼女と過ごす時間が増えたんだ」

A「へえ~、ラブラブなんだ」

B「そんなんじゃないよ。アイツ最近まで高校時代の友達と付き合っていたんだけど、俺が『そんな奴らと付き合うな!』って言ったから、今は俺以外に付き合う相手がいないみたい」

A「『俺以外と付き合うな』って、何それ? DVかよ?(笑)」

無関係ながら、私もA君と同じことを思った。

恋人を独占するために、「自分以外の人間とは一切付き合うな!」というのは束縛を超えたDVである。

とんでもない男だ。

と思っていたが、B君はこんな話をした。

  • 彼女は高校時代に有名な進学校に通っており、付き合いのある友人はその時の同級生。

  • 高校時代の彼女は成績優秀だったが、大学には進学せずに専門学校へ進んだ。

  • 卒業後もその道に進んだが、給料はお世辞にもいいとは言えない。

  • 一方で、大学へ進学した友人たちは、現在では多くが有名企業に勤めている。

  • 友人たちは、哀れむように「若いんだから、今からでも大学に入り直したら」、「早く結婚して、いい男を見つけないと一生負け組だよ』と言って、今の彼女を全否定する。

彼女からそのような相談をされた彼は激怒。

「社会的な評価や、お金を稼ぐ能力でしかお前を見ることができないような奴は友達じゃない!!」

そう言って、彼女たちとの絶縁を勧めたらしい。

それは彼の方が正しい。

私もそんな人間は友達じゃないと思う。

彼は彼女のことを大切に思っている男気溢れる好青年だった。

DV野郎なんて疑って、本当にすいませんでした!!

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