2023年が始まっておよそ1ヶ月が経過したが、あることに気付いた。
「今年はまだペンパルネタを一本も書いていない」
今でこそ仕事や社会など身近な周りのネタを多く扱っているが、元々このブログは、ペンパルサイトを通して知り合った人から聞いた外国の話を紹介することが目的だった。
というわけで、今日は今年11本目にして、初めてペンパル関係の話をしようと思う。
2023年になって起きたペンパル関係の話題といえば、Hi! Penpal!で例年以上に多く人と出会ったこと。
私の方は特に何かを変えたわけではないが、突然多くの人からメッセージが送られて来るようになった。
・久々に現れた大物
立て続けに出会った相手の中で、最初にメッセージを送ってくれたのが、26歳のポーランド人の男性だった。
メッセージの内容は自分が住んでいる場所や仕事、サイトを利用している理由についてなどのありふれたもの。
そこから話を重ねるうちにお互いの国の話をした。
たとえば、職場環境や食べ物、税金のことなどの生活に密着した固い話や、アニメやドラマなどの楽しい話題。
彼は26歳という年齢ながら、洞察力や情報収集能力があり、しっかりと自分の考えを言葉で伝えることができる人物である。
そのような人物は、この記事で紹介した韓国人青年以来だと思う。
ちなみに、彼とは1年以上やり取りをしていたものの、昨年の年末特集で紹介した通り、今は連絡が途絶えている。(訂正:この記事を投稿した翌日に彼から返信が届いた)
また、2年前にしばらく関係が続いていたスペイン人と別れて以来、ヨーロッパ方面の情報入手うが難しくなっている。(フランス人の男性とも長い付き合いではあるが、彼はそういった話が得意ではない)
そんな中で彼と友好的な関係を築くことができたら、最近低迷が続く海外ネタの記事も充実するかもしれない。
・それを言われて初めて感動した
続いては35歳のペルー人女性の話。
出身、国籍共にペルーであるが、現在はアメリカに滞在しており、人材コンサルタントの仕事をしている。
彼女は形式的な挨拶を終えた後に、趣味が読書、水泳、映画鑑賞であることを述べ、締めにこんなことを書いていた。
多少の言い回しの違いはあるが、その言葉を聞いた(厳密言えば「見た」だが)時は感慨深くなった。
かつて私はこの記事でこんなことを書いた。
ペンパルサイトで「Tell me about your self(あなたのことについて話をして)」と言われると「カチーン!」と来る。
何の文脈もなく、そんなことを言われても何を話せばいいか分からないし、そもそも、その発言は、就職活動の面接の場で、面接官が応募者に対してプレゼンを求めるような超上から目線の言い方である気がしてならない。
しかも、そのような要求を突きつける人物は十中八九自分のことを語らない。
というわけで、私はその言葉は無礼さを極めた最低の発言だと思っている。
しかし、彼女は自分のことをきちんと話してくれた上で、その言葉をかけたのである。
何気ないやり取りで、彼女にとっては何も特別なことではないのかもしれないが、今までその言葉にうんざりしていた私は彼女の姿勢に感動した。
・連絡先の交換を提案されたが…
ここまではいい話ばかりしてきたが、悪い出来事もあった。
やり取りを開始して2通目で、LINEやWhat’s App(アメリカ発のメッセージアプリ)の交換を求められ、その提案を渋ったら、二度と返信が来なくなるケースが2件あった。
彼らは「このサイトは使いづらいから」という理由で連絡先の交換を打診してきた。
以前であれば、すぐにLINEのIDを教えていただろう。
だが、この記事に書いた通り、ペンパルサイトにも、個人情報収集目的の業者と思われる人物は多く潜んでいるため、私は出会った直後に連絡先を交換することはしない。
そして、「このサイトでやり取りを続けることに問題はありますか?」と訊ねる。
InterPalsを使う時であれば、これで確実に業者を篩にかけることができる。
しかし、彼らが言う通り、Hi! Penpal!は使いやすいサイトとは言えないため、彼らが本心から「使いにくいから、別のアプリでやり取りしたい」と思っている可能性も十分にある。
そのため、一方的に拒否することは申し訳ない気持ちになる。
ちなみに、2人は連絡先の交換を断って以降音信不通になったが、1人はまだサイトでやり取りを続けている。
彼とも1ヶ月近く関係が続き、特に不審な点もないことから、機会を伺ってLINEの交換を打診できたらと思っている。
・今年こそは…
2023年が始まって1ヶ月だが、こんなにたくさんの相手とやり取りができているのだから、今年はペンパル関係は期待できそうな気がする。
…って、去年も年明けは「今年はペンパルネタが潤うかも」と言っておきながら、見事に尻すぼみだった。(期待していた方は申し訳ありませんでした)
そんな経験があるため、大それた宣言はできないが、ネタが入ったらなるべく多くの記事を書きたいと思っている。