前回の記事のテーマは今年になってHi!penpal!で経験した出来事だった。
その中で、新しく出会った知的で洞察力があるポーランド人の話をしたのだが、そこで以前交流があった韓国人について少し触れた。
彼ともHi!Penpal!で出会い、1年以上やり取りを続けていたが、昨年の10月以降返信が来ることはなかった。
Hi! Penpal!では送受信から1ヶ月後にメールは削除されてしまうが、事前に友達登録をしていたことで、連絡先はまだ残っていた。
そこで、今年の元日に「再会のきっかけになれば」という微かな希望を託してお正月メールを送った。
しかし、およそ1ヶ月が経過しても彼から返信が来ることはなかった。
前回の記事を投稿したのは一昨日の2月1日の夜。
残り数時間で、お正月に送ったメールも消えてしまうため、私は彼との再会は断たれたと確信し、記事の中で「今は連絡が途絶えている」とハッキリ記述した。
…のだが、、、
奇跡が起きた。
なんと翌日の2月2日午前1時に彼から返事が届いたのである。
・期限ギリギリで返信した理由
彼はメールの中で、しばらく返信をしなかった理由についても語ってくれた。
最後の返信をして以降、彼は仕事や勉強で多忙だっため、Hi!Penpal!にも一切ログインしなかった。
それに合わせて、日本語の勉強からも遠ざかっていたが、交際を始めたばかりの彼女が、日本語を学んでいたため、彼も日本語の勉強を再開。
そこで、久々にサイトにログインしたら、私が新年のメッセージを送っていたことに気付いて、慌てて送信したとのこと。
しばらく返信しなかったことの謝罪と、長期間連絡が途絶えていても私が忘れなかったことのお礼、そして、これからの返信も約束してくれた。
彼の言葉通り、私が元日に送ったメールが開かれたのは2月1日だった。
つまり、彼がサイトを訪れるのが1日でも遅れていたら、メールは削除されてしまい、彼が私のメールに気付くこともなかったのだ。
前段で、彼から返信が届いたことを「奇跡」と呼んだが、それは決して大袈裟な表現ではないのである。
それにしても、まだ彼からの返信の望みが完全に途絶えたわけではない一昨日の時点で、「彼との関係は完全に過去のものとなってしまった」かのような宣言をしたのは軽率だった。
以前、年末の振り返りがテーマの記事で、結果はほぼほぼ分かっていたが、某スポーツチームの監督の「指揮官は試合終了まで絶対に油断してはいけない」という信念に沿って、正式な結果が出る年明けまで発表を控えたという話をした。
そんな講釈を垂れながら、私自身がその言葉を守れていなかったのは恥ずかしい限りである。
・返事を貰えたのは嬉しいが…
彼と再会できてホッとしたのもつかの間、私は2年前のことを思い出した。
あの時も今回と似たような状況だった。
2018年に同じくHi!Penpal!で出会ったスペイン人と2年以上連絡を取り合っていたが、2020年の10月を最後に彼からの返信が途絶え、翌2021年の元日にお正月メールを送ったが、返信はなかった。
そこで、1ヶ月後に現状確認とこれからの連絡を控えるべきかについて尋ねるメールを再送した。
すると、すぐに彼から返信があり、今は就職へ向けた準備をしていて時間的に余裕がないことを告げられ、やり取りを終えることにした。
それ以来、今に至るまで彼との連絡はないが、お互いに納得して別れることができたのだから、よかったと思っている。
彼が私から離れたのは、まるで、進学や就職を機に地元を去るようなものであり、彼の成長や旅立ちは私にとっても喜ぶべきことだった。
だが、同時に自分だけが取り残されたような疎外感もあったことは否定しない。
今回主役となった韓国人の彼は、「以前と同じように連絡を取り合いたい」と言ってくれたものの、しばらく連絡を取り合っていない間の彼の様子は、2年前の彼と似通っていた。
彼も以前とは全く別の世界へ行ってしまった気がするが、以前のようにやり取りができるのだろうか?
そして、私はいつまで今の暮らしを続けることになるのだろうか?
彼との再会を喜ぶ一方で、そんなことが気がかりである。