物価の上昇を分かった上で支持していたのでないのか?

岸田総理が物価高対策に本腰を入れているらしい。

物価高対策、9日取りまとめ=ガソリン補助、大枠維持―岸田首相 | nippon.com

岸田首相、物価高で追加対策指示へ 15日に対策本部: 日本経済新聞 (nikkei.com)

この記事を投稿した20229月時点では1ドル140円台まで、円安が進んでいる。

そんな中では、どの業界も原材料の仕入れにコストがかかり、商品の値上げもやむを得ないだろう。

政府の政策によって、私たち庶民の生活も少しは楽になるといいですね。(なぜか、ニュースレポーター風)

ところで、「急激な円安による値上げ(=物価の上昇)」と聞いて、私が思い出すのは、およそ10年前の2012年末から2013年にかけての出来事である。

あの頃は第二次安倍政権誕生直後であり、大胆な(自称:異次元の)金融緩和によって、1ドル70円台から100円台まで円安が進んだ。

当時の私は留学資金を貯めるためのアルバイトに精を出していた真っ最中だった。

今回の円安でも度々話題になっているように、円安は留学の大敵である。

私も毎日急激な円安に怯え、怒りを感じていた。

もちろん、円安になると、今回同様に物価は上がり、目の前の生活は苦しくなる。

はっきり言って、当時の私は円安によって大迷惑を被ったわけだが、不思議だったのは、円安につながる金融緩和を含めた安倍政権の経済政策を「アベノミクス! アベノミクス!」と発情期のように叫んで絶賛していた人が、なぜか物価の値上がりに文句を言っていたこと。(たとえば、当時の同僚だったこの人とか)

本人たちが「インフレ(物価上昇)2%」と宣言していた通り、こうなることは分かっていたのではないのか?

「あんたら、それを承知の上で支持していたんやないんか?」とツッコミを入れたくなった。

彼らは「アベノミクス」という魔法によって、「物価は上がらずに、自分たちの給料だけが上がる」とでも思っていたのか?

もしそうなら、彼らは筋金入りの愚民である。

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