再就職先で思い出した昔のこと

今月から失業者になったことは直近の記事で何度も触れた通りである。

そんな私が早くも働くことになった。

といっても、それは夢の中での話だったが…

さて、私が夢の中で働いていた職場とは…

高校生の時にアルバイトとして働いていた職場だった。

私はこの職場で初めて、働いてお金を稼ぐことを経験し、高校卒業後もしばらくはフリーターとしてお世話になっていた。

夢の中では、自分は高校生、もしくは20代前半ではなく、今の年齢だったが、どういうわけだが、同僚は当時と同じ面々であり、彼らは当時と同じように接してくれた。

そのためか、私は当時のことを思い出した。

あの時は「バイトなんて、拘束時間をお金に変えるだけだから、早く時間が過ぎるのを待つだけの場所」くらいにしか考えていなかったが、今になって思うと、大変恵まれていたと思う。

シフトはほぼほぼこちらの希望を受け入れてくれたし、難しいことや面倒なことはすべて、先輩や正社員が変わってくれた。

だが、現役時代の私は、そんな職場の有難みを感じることなど全くなかった。

露骨に表現こそしないものの、やる気は全くなかったし、何年も仕事を続けているにもかかわらず、自分で何をすべきかを考えず、すぐに「次は何をすればいいですか?」と聞く「準指示待ち」の姿勢。

おまけに親のコネ入りで働いているという後ろめたさ。

ああ~、何と言う情けない姿だろうか…

消したい過去である。

今では当時の自分が、恥ずかしくてしょうがない。

もちろん、まだ大人になりきれていない20歳前後の若造と、「若者」と呼べるかさえ微妙な30歳を過ぎた今の自分では、周囲の視線も期待も全く異なるだろう。

当時の私と今の私では、10歳以上年の差があるため、全然違うことは当たり前である。

だけど、私は今の自分と当時の自分を比較して

「どの辺りで変わったのか?」

「変わるきっかけは何だったのか?」

ということに関しては全く心当たりがない。

そうして、気付かない間に変化していくのが人間というものなんだろう。

と、なんだか良いことを言っているような気がするが、現在無職の私が「(曲がりなりにも職に就いていた)当時の自分より偉い!」と胸を張って言えるのかは疑問があるが…

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