年明けは気付いたら誰かいなくなっていることが多い

定期的にブログの動向を確認してくれている常連の方はお気付きだろうが、最近は投稿のペースが滞っている。

その理由は大きく分けて二つある。

ひとつ目は、先月から、画像や赤文字・太文字の多用化を行っており、それに合わせて、過去の記事も同様の装飾を追加作業を行っているため時間を取られるようになったこと。

そして、もうひとつは、単純にネタが不足していることである。

職場での出来事から生まれる仕事ネタも多少はあるが、今の仕事は少し特殊であり、身バレ防止のため、退職するまで、記事にするのは控えるつもりである。

また、ペンパルネタについても、昨年の最後の記事で書いた通り、ここ数年は同じ人とやり取りを続けることが多く、彼らから新しい情報が入ってくることがなかなかないことから、新しい記事を書くことは難しい。

ただ、昨年の12月頃から、徐々に新しい仲間が増え始めた。

しかも、彼らはなかなか個性的な面々だった。

・期待のニューカマーたち

そんな人たちの中で、最も頻繁にやり取りをしていた人物が二人いる。

一人目は、中国人男性のA(仮名)という人物である。

彼はマーケティングを専攻している22歳の大学生だ。

しかも、ペンパルサイトで知り合った中国人としては珍しく(というよりも初めて出会った)日本語がペラペラである。

この記事で紹介した通り、韓国人が相手であれば、英語が通じなくても、翻訳ソフトを使うことで意思疎通が可能である。

しかし、日本語と中国語の間には、まだ翻訳ソフトだけでは解決できない壁が存在する。

そんな中で、彼のように日本語に精通している中国人の存在はとても心強い。

話の内容も、日本に憧れている外国人にありがちな日本の観光地の話だけでなく、「通販で物を買う時はamazonと楽天のどちらを使うことが多いか?」といった興味深いネタも多かった。

もう一人は韓国人のB(仮名)という男性である。

彼はIT会社に勤務しており年齢は30歳。

かつて、バックパッカーとして世界各地を旅行した経験を持っている。

4年前に東京へ来たこともあり、その時の写真も見せてくれた。

この二人から話を聞けば、私のブログのペンパルネタも潤うかもしれない。

・戻る人、戻らない人

・・・と楽観的に構えていたのは、1ヶ月以上前のことである。

私が期待していた彼らは、2022年に突入した瞬間、連絡が途絶えた。

年末年始が慌ただしいため、長年連絡を取り続けた人であっても、一時的に返事が来なくなることは珍しくない。

実家に帰省したり、年末特需で働くために生活のリズムが変わり、生活の一部に組み込まれていた私との連絡も忘れてしまうのだろう。

そんなことがあっても、1週間も経てば、以前と同じように返事が届く。

しかし、年が明けて1ヶ月以上経過した今でも、彼らから一切連絡はない。

しかも、サイトにも一切ログインしていない。

今回出会った二人と知り合ったサイトはHi!Penpal!であり、メッセージの記録は1ヶ月で消滅する。

私は彼らを友達登録しているため、彼らとの接点が断たれたわけではないが、彼らが同様の対応を取っているかは不明なため、今後、戻ってきても、私のことなどすっかり忘れている可能性が高い。

ブログのネタの提供という利害は抜きにしても、せっかく、気が合いそうな人を見つけたのに、こんな形で別れてしまうのはとても残念である。

だが、よくよく考えると、年末年始のゴタゴタが落ち着いたら戻って来てくれる人がいる一方で、年が変わると返事がなくなる人はこれまでにもいた。

試しにLINEの会話履歴を見てみる、昨年の新年の挨拶が最後の会話になった人は4人もいた。

そのうちの一人は、その数ヶ月前から既に連絡が途絶えていた所に、私が新年のあいさつメールを送っただけであるため、除外した方が妥当であるが、残りの3人は年末前までは定期的に連絡を取っていた。

にもかかわらず、年が明けた途端姿を消した。

年末といえば、忘年会や年歳忘れによって、一年の嫌なことを忘れる季節だが、彼らは年が明けると、前年の嫌な記憶だけでなく、それまでの生活も一変させる習慣があるのかもしれない。

・居なくなった人のことを考えるよりも、今いる人たちを大切に

さて、昨年の末に出会った新星たちは、2021年と共に私の前から消えてしまった。

もちろん、昨年知り合った人の全員からの連絡が途絶えたわけではない。

たとえば、前々段でリンクを貼った翻訳ソフトの記事で貴重な意見を提供してくれた韓国人の青年とは年明けもやり取りが続いている。

そんな彼からも2週間近く返事が来なかったが、その理由は、コロナウィルスに感染して、サイトに来る余裕がなかったかららしい。

今では以前と同じペースでやり取りを続けている。

しかし、これからは知人が出馬する市長選に備えて、いろいろと協力する必要があるようなので、徐々にペースは鈍化していくものだと思われる。

それでも、彼はやり取りを続けてくれると信じている。

昨年、日本人のメル友作りに疲弊して、これまでにやり取りがあったペンパルたちの存在を再認識した時にこんなことを思った。

「幻の理解者を追い求めるよりも、目の前の仲間を大切にしよう」

なんだか、その時と同じような気持ちである。

「居なくなった人のことを考えるよりも、今いる人たちを大切にしよう」

それが、今回の一件で私が学んだことである。

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