このブログはもともとペンパルサイトを通した国際交流を話題にしていたものであり、3年ほど前までは毎年末には、これまでにブログで取り上げた人や、今でも交流がある人たちの近況を報告していた。
ところが、ブログの趣旨が変化したり、次第に連絡を取り合う人が減ったり、新たな出会いもなくなったことで、記事を一本書ける程のネタも集まらず、近年はその企画を行わなかった。
だが、決して交流がゼロになったわけではなく、先の年末年始も何人かと連絡を取り合っていた。
彼ら全員に訊ねたことは「2024年はあなたにとって良い年でしたか?」というもの。
この質問は純粋な世間話のようなもので、特に彼らから情報を得ようという意図は全くなかった。
ところが…
皆さん、失業したり、失恋したり、新たな一歩を踏み出すことが出来なかったり、衰えを感じたりと暗い年だった模様。
唯一「素晴らしい年だった」と答えたのは、この記事に登場したタイ人男性だった。
ちなみに、彼は20代である。
一方で、大多数の暗い年派の人は全員30代以上。
私もその世代だから、彼らの気持ちは十分理解できる。
実際に、昨年末にこんな記事を書いていたくらいだし…
この歳になると年末には一年を振り返ると、嫌な思い出ばかり出て来る。
かつては、彼らと年末に話をした時は「来年はどんな年にしたいか?」という前向きな話もしていたけど、今はそういった話もなかなか聞かれない。
そんな中、私と同年代(少し年上)で、「2025年は素晴らしい年になるだろう」と表明した人物が一人だけいた。
それは当ブログでお馴染みの日本が大好きなフランス人男性である。
彼が今年に希望を抱いている理由。
それは…
またも日本に滞在する予定だから
である。
まあ、彼のことを知っている人なら、すぐに予想できただろうけど…
彼が日本に長期滞在するのは、5年ぶりで少なくとも4回目ということになる。
来日の目的はもちろん10年以上前からの宿願である日本人のお嫁さん探しである。
30代後半で定職に就かず、未だに日本人女性に一方的な幻想を抱き、日本で暮らしさえすれば生活が向上すると思い込んでいる彼に複雑な思いがあることは確かだが、今後も彼の動向は見守っていきたい。