InterPalsで一度アカウントを削除した相手と偶然再会するという奇跡

先日、InterPalsを使っていると、20歳のインドネシア人男性から一言こんなメールが届いた。

How are you?

内容はごく普通の挨拶といった感じである。

この何気ないメッセージから話は思いがけない方へ進むことになった。

・「How are you?」の意味

このブログを始めて間もない頃、こんな記事を書いた。

わざわざそんなテーマを取り上げるほど、この挨拶に答えることは簡単ではない。

だが、今回私が注目したのは、メールが送られてきたタイミングである。

メッセージボックスを見てみると、彼とは以前やり取りをしていたことが分かった。

最後のやり取りは2019年の2月。

もう4年近く前である。(全くの偶然だが、先の記事を書いた頃でもある)

ちなみに、その時は簡単な自己紹介だけに留まり、その後は特に関係が進展することなく、出会って1週間で疎遠になっていた。

そのため、私は彼のことは全く憶えておらず、サイトから受信通知のメールが届いた時は、彼の名前を見て、「新規の人からのメッセージだろう」と思っていた。

そんな間柄に過ぎない彼が、なぜ今頃になって連絡を再開する気になったのだろうか?

彼に聞いてみた所、意外な答えが返ってきた。

インドネシア人男性:「え!? そうなの!? 僕は数年間、このサイトを利用していなくて、最近アプリをインストールして使い始めたんだ。だから、昔のことは憶えていないし、以前、君とやり取りしたメールも残っていないんだ」

なるほど。

彼が送った「How are you?」とは、数年前に一度出会った私に近況を訊ねていたのではなく、初対面の挨拶として使われていたのだ。

・数万人の中から選んだ人が…

これで、彼が3年以上の沈黙を破って突然連絡をしてきた理由は分かった。

実は今回の彼と同じように、「久しぶりにサイトを使って、良さそうな相手だと思って私にメッセージを送ってきたところ、偶然にも数年前にやり取りをしていた」ことは過去にもあった。

このブログで度々登場して、現在もやり取りをしているタイ人男性がそうである。

彼と最初にやり取りをしたのは2016年で当時の彼は大学生だった。

やり取りを始めて間もなく、彼は学業や仕事が忙しくサイトから離れていたが、仕事に慣れ生活に余裕が出たことで利用を再開。

元々日本に興味があり、年齢が近い同性の日本人を探していたところ、私にメールを送る運びとなった。

私たちが再会したのは最初の出会いから3年後の2019年だった。

彼も再会する前のメールの履歴は削除されており、私のことを「過去にやり取りがあった相手」とは思っておらず、「たまたまメールを送ったら、それが偶然にも数年前に知り合っていた相手」となった。

そんなことを考えていると、私の中にはある感情が芽生えた。

アプリ版のダウンロードページによると、InterPalsの登録会員数は500万人もいるらしい。

居住地、年齢、性別などでフィルタをかけるものの、そんな膨大な人の中から「偶然、数年前にやり取りをしていた人物を見つける」というのは「奇跡」ではないだろうか?

私はこれまでInterPals500人以上の相手とメッセージを交わしてきた。

正確な人数をカウントしたわけではないが、過去にやり取りした相手の多くはすでにアカウントを削除している。

その中には、1日や2日でやり取りを終えた人だけでなく、「半年近く関係を続けたものの、次第に疎遠になり、気が付いた時にはアカウントを削除していた」という人も少なくない。

私は数年経った今でも彼らのことを憶えているし、できることならもう一度やり取りをしたいと思うこともある。

それでも、そんなことができるとは考えもしなかったし、「彼らがサイトの利用を再開しているかも…」と思ってプロフィールを検索したこともなかった。

もし、以前やり取りをした彼らと数年経った今、偶然再会できて、再びやり取りができたら、それはどんなに楽しく、夢のような時間になるだろう…

今回登場した2人からはそんな希望を与えてもらった。

まあ、彼らは最初の出会いでほとんどやり取りをしていなかったから、「再会」というよりも、実質「はじめまして」のようなものだったが…

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