革靴を履いて仕事をすることはデメリットしか感じない

ここ最近はオンライン関係やブログの裏話が続いたが、今日は身近なテーマを扱いたいと思う。

今から約1ヶ月前のことだが、帰宅中に交通事故に遭った。

と言っても、大ケガをしたわけではない。

事故の相手、それは自転車である。

駅前の商店街を歩いていると、後ろから来たUber eats自転車のタイヤが、踵から少し上の後ろ足首(アキレス腱の辺り)に接触した。

一瞬痛みを感じたが、歩けなくなるほどの激痛ではなく、特にトラブルにはならなかった。

ちなみに、運転手は接触直後に停止して、即座に謝罪したが、私が少し間をおいて「あ、大丈夫です」と返事をしたため、彼は一瞬「ヤバい、怒っているかも…」と心配していたようだった。

私は決して怒っていたわけではなく、別のことを考えていたのである。

・革靴は百害あって一利なし

自転車に後ろ足を轢かれた私が考えたこと。

それは・・・

「スニーカーを履いていてよかった・・・」

その時私が履いていたスニーカーは特別仕様などではなく、ごく一般的な形だったが、足首をしっかりと覆っていたため、自転車に接触しても、直にタイヤに轢かれることを避けられた。

もしも、私がスニーカーではなく革靴を履いていたら、大ケガをしていたことは間違いない。

そして、自転車を運転していた彼も事故の加害者になっていたことだろう。

今回は、スニーカーを履いてことで功を奏したのだが、同時にこんなことを思った。

「やっぱり、革靴を履かなくて大正解だった!!」

今は服装が自由の職場で働いているが、一応Yシャツを着て働いている。

しかし、靴だけは2日目からスニーカーを履き替えた。

私はスーツやネクタイといった堅苦しい服装は嫌いだが、中でも革靴が大嫌いなのである。

冗談抜きに、私にとって革靴は百害あって一利なしなのである。

先ほど紹介したケースとは逆に、革靴を履いていたせいで遭遇した事故もあった。

今から2年ほど前、私は派遣社員として事務の仕事をしていた。(この記事で登場した職場)

その職場の服装はオフィスカジュアルで、特にスーツや革靴のドレスコードはなかった。

だが、勤務初日は相手の出方が気になり、面接に行く時と同様の服装で出社した。

当然、革靴も履いていた。

就業場所まであと一歩の場所に交差点があり、私は信号待ちをしていた。

私が働くことになるビルは多くの会社のテナントが入っており、そこで働く人も多いのだろう。

信号が変わるまでに、多くの人が集まった。

信号が青になり、私は周囲の人と同じように前進した。

すると、人混みの中、後ろを歩いていた人物のつま先が、先の事故と同じく私の後ろ足首に直撃し、激痛が走った。

その固さは普通の靴とは思えなかったので、おそらく工場や作業現場で使用される安全靴だったのかもしれない。

ともかく、私はただでさえ緊張する出勤初日に足の激痛というハンデを背負うマイナスのスタートとなった。

その日は一日中、「革靴なんか履かずにスニーカーを履いていていたら、こんな思いをすることはなかったのに!!」という悔しさに苛まれ、そんな下らないものが正装とみなされているこの社会を呪った。

もっとも、その時は業務として革靴の着用を命じられたわけではなく、独自の判断で革靴を選んだため、会社を批判することは筋違いであるが…

私が翌日からスニーカーを履いて出勤するようになったのは言うまでもない。

Yシャツとネクタイには慣れたものの…

事故に遭うリスクが大きいだけでなく、革靴を履くことでいいことなどあるのだろうか?

革靴を履いていると、普通に歩いたり、場合によっては座っているだけでも疲れが溜まる。

私は元々、身なりを気にする必要がない職場で働くことが多かった。

初めてYシャツを着て働いたのはこの記事で紹介した、上京して最初に就いた職場の時で、年齢は20代半ばだった。

ボタンを閉めたり、襟が付いていることに慣れていなかったためか、仕事を始めた直後はとにかく体が重く、家に帰ると疲れで何もする気が起きなかった。

それでも、一週間も経てば慣れてきた。

ちなみに、その時は動きがある仕事だったので、Yシャツにネクタイ着用だったのだが、靴は機能性を重視してスニーカーでも問題なかった。

今にして思えば、それだけでも恵まれていたのかもしれない。

同僚には革靴を履いて勤務している人もいたが、私には絶対無理だった。(その人物とはこの記事で登場したフルヤ(仮名)のことである)

その次の仕事は内勤の事務職だったがスーツ着用で、革靴を履かなければならなかった。

その時の疲労感は前職の比ではなく、足の疲れは今まで感じたことがない程ひどいものだった。

座り仕事のはずなのに、前職の立ち仕事の時よりも疲れるってどういうことなんだろう?

帰宅して、足のツボを押してみると、ものすごい凝りと痛みを感じた。

原因はどう考えても、革靴が足にストレスを与えていたからである。

その仕事は数ヶ月は働いたが、結局最後まで革靴に慣れることはなかった。

・革靴の着用を強制している会社はバカだと思う

さて、ここまでは革靴の悪口ばかり言ってきたが、革靴の方がスニーカーに勝っている部分も探してみよう。

革靴が優れている点・・・

かなり、悪戦苦闘したが、数分かけて、何とか唯一勝っている点を見つけた。

それは…

足の甲を踏まれた時は、スニーカーよりも耐久性がありそうなところ。(あくまでもイメージです)

いや、真面目に考えても、これしか見つからなかった。

自分の考えでは適当な答えが見つからなかったため、ネットで他人の意見にも目を通してみたが、見つかったのは

「革靴の方が見栄えが良い」

「フォーマルさを演出できる」

といった個人の嗜好としか思えない答えのみだった。

もっとも、革靴を趣味として楽しむことは大いに結構であり、そのような人を否定するつもりは全くない。

だが、「革靴は社会人として当然の身だしなみだ!!」とか言って、人に押し付けたり、会社の規則として制定することは甚だ迷惑である。

私が革靴を履いて仕事をしていた時は、毎日、疲れが溜まっていたように、そんな物を嫌々履かされながら仕事をしたら、生産性が大きく下がることは間違いない。

職務内容上、「長靴や安全靴でなければどうしてもダメ!」という仕事はもちろん存在する。

しかし、オフィスで働く仕事(俗にいう「サラリーマン」)のような仕事をしている人が、なぜ会社から靴を指定されなければならないのか?

好きな靴を履いて仕事をして、何が悪いというのか?

スーツも同様だが、革靴を履くことを「社会人としての証」などと考えているおバカさんたちはこの記事で書いた通り、振込詐欺に引っかかり、痛い目に遭わないと学習しないのかもしれない。

そんな愚かなことになる前に、ぜひとも考えを改めてもらいたいものである。

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