今年も夏がやって来た。
夏は暑いし、梅雨や台風で天気は荒れるし、蚊には刺されるし、イベント事のせいで開放的になるバカが多く湧いてくるし、というように嫌なことだらけである。
毎年そんな季節がやって来ることに頭が痛くなる。
だが、私が夏の訪れに頭を悩ませるのは、夏という季節があれと共にやって来るからである。
それは6月という月である。
・6月と聞くだけで…
私は夏が好きではないが、特に6月が嫌いだ。
というよりも、6月が誕生日とか、結婚記念日のように個人的な記念日がある人を除くと、「6月が好き!!」なんていう人はいるのか?
この時期に頭を悩ませるのは何と言っても天気である。
昨今の7,8月のように連日猛暑日が続く暑さも嫌だが、6月は梅雨の季節であり、とにかく雨の日が多くジメジメしている。
そんな日が続くと、通勤がしんどいし、靴には雨水が染み込んで、自分の足の臭いにさえ吐き気がする。
そして、何と言っても洗濯物が溜まる。
冬場はもちろん、5月までであれば、朝晩に冷えることもあるため、暖房を使えば、天気など関係なく洗濯物を乾かすことが出来る。
だが、6月になると、そのようなメリットも消滅するので、天気か、コインランドリーに頼るしかない。
昨年のゴールデンウィークに親戚の家を訪れた時は、バスルームに乾燥機が置いてある様子を見た時は羨ましくなった。
もっとも、今の私の暮らしでは、金銭的にもスペース的にも、乾燥機を購入する余裕などないから、それを嘆いても仕方ないのだが…
ジメジメする6月にやって来るもう一つの天敵がナメクジである。
最近は、仕事から帰ってくる度に窓ガラスや裏口の扉にこびり付いている。
一体、毎日どこから湧いてくるのやら…
こいつを駆除する時はティッシュで掴んで、外に放り出す。
今のところ、失敗したことはないが、ティッシュで掴む時に素手に触れてしまったり、放り出す時にうっかり自分の方に飛んでこないかが毎回心配になる。
しかも、奴らが通った後は、ヌメヌメしていたり、所々に糞が落ちている。
ある意味、ゴキブリよりも質が悪い。
6月はこのように最悪なコンディションの中で生活しないといけないのである。
「6月」という言葉を聞いただけで、天気のジメジメと、ナメクジを連想して、むず痒くなるのは私だけだろうか?
・6月にこそ祝日が必要
さて、6月が嫌でしょうがない理由はまだまだある。
それは祝日がないことである。
5月5日のこどもの日から(2024年のように6日が振替休日になることも多いが)、7月の第三月曜日の海の日までの2ヶ月半もの間、週5日勤務を続けなくてはならない。
ただでさえ、ゴールデンウィーク明けで調子が上がらない中で、こんな日々が続くのは体力的にも、精神的にも堪える。
2016年から8月11日が「山の日」となった。
趣旨は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」というものであり、「海の日があるのだから、山の日も作ろう」というのも制定の理由らしい。
山の日とは?なぜ8月11日が祝日になった?由来・意味 [暮らしの歳時記] All About
だが、この祝日が制定された時は、懐疑的な意見も少なくなかった。
「日本は諸外国に比べ祝日が多過ぎる!!」
「このままでは、国の生産性が…」
という社畜や奴隷根性丸出しのキモいものもあったが、私が山の日に否定的だったのは、祝日に選ばれた日である。
なぜ、わざわざお盆休み前という中途半端な時期に設定したのだろうか?
お盆休みに長期休暇を取り、なおかつカレンダー通りの勤務をしている人は、休み前に仕事を終わらせるためにバタバタしなければならないし、販売や飲食の仕事をしている人は、お盆休みの混雑や、市場の休みに備えてピリピリムードとなっている時に、余計な祝日を増やされたのだから迷惑この上ない。
また、時間給で平日勤務をしている人は、お盆休みに加え、祝日が追加されたら、収入が減ってしまう。
「百害あって一利なし」とはまさにこのことである。
そして、何よりも腹立たしいのは…
祝日を増やすなら、なぜ6月ではないのか!?
ということである。
8月に祝日が出来ても、学生は全く恩恵を受けないし、上記の通り、勤労者だって得になることは何もない。
だったら、6月の中頃に、祝日が出来る方が遥かに多くの人が幸せになれるのではないか?
・絶対にあっちの方がマシ
今回の記事を書くに当たり、嫌いな月についての意識調査を少し調べた。
すると意外にも、2月という強力なライバルがいるものの、8月がトップという結果が多かった。
嫌いな理由は「出費が嵩む」から!1年で一番好きな月・嫌いな月を調査! | ロバ耳 (moratame.net)
日本国民が「もっとも嫌いな月」を調査 1位はやっぱり… – Sirabee
私も8月の暑さは嫌いだが、その分楽しい休暇も過ごせるし、かつては夏休みの思い出があるためか、そこまで嫌いにもならない。
もう十年以上やっていないのに、8月と聞いたら、未だに花火をやりたくなる(笑)
こうしたイベント事のおかげで、夏の嫌な気候も乗り切れるのかもしれない。
まあ、そのせいで、冒頭でも触れた通り、他人のバカ騒ぎで迷惑を被ることにもなるのだが…
それに対して、6月は祝日がないためか、そのような楽しいイベントも少ない。
自身の生活には無縁だが、ブログのネタになる「ジューンブライド」があるくらいか…
過去の記憶を振り返っても、6月に楽しい思い出は全くない。
本当につらくて退屈な1ヶ月になりそうだ…
こんな月よりも8月の方が嫌いという人が多いのは信じられない。