痴漢撲滅を目指すのなら絶対に取り入れるべき政策

今月の上半期は関東エリアの鉄道会社が警察と協力して痴漢撲滅キャンペーンを実施していた。

痴漢撲滅キャンペーンの実施について (jreast.co.jp)

私も電車で通勤しているため、車内放送でこのキャンペーンについては頻繁に耳にしていた。

現在、私が通勤で利用している電車は超満員とは言えないが、座ることはほぼ出来ず、乗り降りの際は他の乗客を避けるのも一苦労である。

そんな満員電車で、痴漢撲滅の呼びかけを聞いていると、こんなことを思っていた。

「痴漢撲滅ってそんなに難しいことか?」

私は、痴漢もいじめや他の犯罪同様に根絶することは不可能だが、完全に0にすることは出来なくても、大幅に減少させることは可能だと思っている。

今回の記事でも「撲滅」という言葉は、そのような意味で使うことをご了承願いたい。

・痴漢が大幅に減った理由

かつて私はスペイン人の男性と交流していた。

彼は日本語が堪能で、日本文化にも精通している人物だった。

そんな彼が面白い話をしていた。

「スペインに『痴漢』はない」

もちろん、スペインにも性犯罪はあるし、バスや電車で長時間に渡り、行きずりの人の体を触り続ける変態行為に手を染める者もいる。

ただし、わざわざその類の性犯罪を指す言葉が生まれる程、社会には浸透していない。

その理由は日本のような超満員電車が存在しないため、日本と比べると痴漢をするチャンスが圧倒的に少なく、したくても出来ないからである。

言い方を変えれば、「日本は痴漢に対して、それだけ多くのチャンスがある社会」と言える。

ということは、痴漢を撲滅するための方法など一目瞭然である。

それは満員電車をなくすこと。

そうすれば根絶とまではいかなくても、一気に減らすことが出来る。

かつてであればこんな提言も「夢物語だ!!」、「理想論だ!!」と一蹴されていたことだろう。

しかし、2020年のコロナ蔓延により、テレワークやオンライン授業が増えたことで電車の混雑は一気に緩和させることが出来た。

その結果、電車内における強制わいせつの認知件数は228から143へと大きく減少した。

https://www.npa.go.jp/hakusyo/r03/toukei/02/41.xlsx

(令和3年警察白書 統計資料、2-41痴漢事犯の検挙状況等の推移(平成28~令和2年)、「電車内における強制わいせつの認知件数()」)

・野放しにしてはならない奴ら

痴漢撲滅のために最も効果的な対策は、満員電車をなくすことに他ならない。

しかも、実際に数字として結果が出ており、満員電車がなくても私たちの生活は成立することも実証済みである。

というわけで、痴漢撲滅に向けて最も責任を追及すべきは、在宅勤務やオンライン授業を廃止し、従業員や学生に出社や出校を強制し、電車を満員にして、痴漢にチャンスを提供する悪徳企業・学校である。

昨年書いた記事で、「在宅勤務が可能なのにあえて出社を強制する企業は反社会組織である」と明言したが、やはりそうであった。

キャンペーンの共同掲出ポスターにはこんなことが書かれている。

「みんなの勇気と声で痴漢撲滅」

「痴漢撲滅には、周囲の協力が不可欠です」

はい。

その通りです。

テレワークや時差出勤を認めない会社は痴漢推奨企業と呼ぶに等しいため、反社会組織として大々的に公表して、皆で糾弾しましょう!!

「彼ら鬼畜行為に天誅を下すためにはみなさんの勇気と協力が不可欠です!!」

「奴らを野放しにしていては痴漢撲滅など達成できるはずがないのです!!」

次回の痴漢撲滅キャンペーンはぜひともこのスタイルで行くことを期待している。

当ブログは痴漢撲滅キャンペーンを全力で応援します!!

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