冠詞を学びたい時におすすめの本

多くの人はご存じだと思うが、英語には冠詞というものがある。

どんなものかと言われれば

a,an,theのこと。

・ひとつ、ふたつと数えることができる名詞(可算名詞)の前につける。

・初めて話題に出すときのように、漠然としたものを説明するときはaanを使う。

・話し手と聞き手がお互いに共通のものをイメージすることができるときはtheを使う。

・例外が多数存在する。

大体こんな感じだと思う。

これは日本語には存在しない品詞であるため、多くの日本人学習者にとって大きな壁となる。

私もいまだに理解していないことが多く、間違えて使うことも多い。

私がこの冠詞を勉強するために買った本で、一番おすすめ出来る本は

である。

文末に冠詞の使い方を説明した13のルール(原則が3つと応用が10個)が紹介されており、これを読んでから、解いていく問題が192問ある。

問題の形式は文章の空欄にa(an)を入れるか、theを入れるか、それとも何も入れないかを答えるというシンプルなものである。

(例) コーヒーは素晴らしい香りがします。

(①)coffee has(②wonderful aroma.

(①と②に入れる冠詞を答える)

このように簡単な単語と短い文章の問題なので、初心者にも安心して勧めることができる。

・どうしても正しく使った方がいいと思う時

冠詞をつけるか、つけないかで意味が全く異なる時がある。

これは先ほど紹介した本の説明にあった文章である。

I have few friend. 私は友達がほとんどいない

I have a few friend. 私は友達が少しはいる

fewの前にaがあるかないかで意味が随分と変わった。

まあ、「友達がいないのか、少しはいるのか」でそこまで大きな誤解を生むことはないかもしれないが、これがお金やトラブルなどであれば、それが「ほとんどないのか、それとも少しはあるのか」で大きな違いになってしまう。こういうケースでは正しく使った方がいいと思う。

・冠詞は使い方を間違えても大丈夫?

一方で、よく「冠詞は使い方を間違えたからと言って大きなトラブルになることはない。間違えていいから使いながら覚えておこう」という人がいる。

先述の本の著者であるジェームス・M・バーダマン氏も前書きで100%正解しようとせずに7割正解くらいを目指せばいいと書いている。

これは本当だろうか?

私の経験から言えばこれは本当だと思う。

私は以前、海のことをsea(正しくは the sea)、東京駅のことをthe Tokyo station(正しくはTokyo station)と書いてしまったことがあったが、特に大きなトラブルや誤解を招いたことはなかったし、間違いを指摘されたこともない。

というよりも、ネイティブはともかく、日本人よりもはるかに英語慣れしているイメージが強いヨーロッパの人でもこの冠詞は適当に使っている。

過去に受け取ったメールを読み返してみたが、最初からこの冠詞を全く使っていない人も何人かいた。

このように冠詞は使い方を覚えることは大切だが、間違えたからといって必ずしも大きなトラブルになることはないので、そんなに深く悩む必要はないと思う。