相手を不快にさせずにバレンタインのお返しが必要なのかを確認する方法

今日は113日である。

214日のバレンタインデーまで約1ヶ月に迫った。

昨年の3月に書いたことだが、日本の会社には女性が職場でお世話になっている(場合によっては「お世話をしている」)同僚の男性へチョコを贈らなくてはならない「義理チョコ」という悪しき習慣がある。

これが女性社員にとっては迷惑であることは言うまでもないが、受け取る男性サイドにとっても非常に困ることがある。

・どっちが正解?

先ず、お返しの品を買わなくてはいけないから無駄な出費が増える。

それから、お返しを渡す日はホワイトデーの314日だが、受け取った日から1ヶ月後も後のことなので、受け取ったことと、お返しの品を用意しなくてはいけないことをうっかり忘れてしまいそうになる。

しかし、お返しの品を贈ることが義務として決められているのならまだマシなのかもしれない。

最も悩ましいことは

そもそも、バレンタインのお返しをしなければならないのか?”

という判断が難しいことである。

考えてみてほしい。

相手の期待を読み違えた場合

・欲しいと思っている相手に贈らない→薄情な人だと思われる

・要らないと思っている相手に贈る→勘違いしていると思われる

となってしまい、どちらを選んでも悪い結果になってしまう。

しかし、

“お返しは必要ですか?”

と直接聞いたとしても、十中八九本音を隠して「必要ない」と言われてしまうだろう。

そう言われたからといって、本当にお返しをしなかったら陰で何と言われるのだろうか…

相手を不快にさせずにお返しが必要かを確認する方法、もしくは不快にさせずに堂々とお返しをしなくて済む免罪符はないものだろうか?

・私の失敗を踏み台にして

ここで、私が昨年書いた記事を思い出してほしい。

読んでいない人のために簡単におさらいをする。

私は20代前半の頃、地元の工場で働いていた。

その職場では従業員の大多数が男性だった。

おおよその割合は

50:3

である。

そのため、214日のバレンタインの日は女性1人が10人以上にチョコを配っていた。

「これは大変な出費に違いない!!」

そう思った若かりし頃の私は、翌月のホワイトデーにチョコをくれた女性社員にお返しのクッキーを渡すことにした。

当日、私は彼女にクッキーを渡そうと試みた。

すると彼女は驚いた顔で

「え? あのチョコは会社から支給ものを渡しただけで、私が買ったわけじゃないから、これは受け取れない」

と受け取りを拒否されて、結果的に私は大恥をかくことになってしまった。

その時、私は

バレンタインの義理チョコなんて二度と受けとらねえ!!

と誓ったのであった。

幸い(?)それ以降、私が214日に職場でチョコを貰うことは一度も無かったが…

バレンタインに限らず、贈り物を伴う行事、イベント嫌いを公言している私は、職場でもよくこの話をすることがある。

すると大概は大ウケするのだが、このようなお説教をされることもあった。

「そういう経験があるのなら、お返しを贈る必要はないと思うけど、相手もせっかく買ってくれたのだから、貰う時に事情を話して、『僕はお返しはしないけど、それでも大丈夫ですか?』と聞いてから受け取るべきだよ」

繰り返しになるが、あの時の受け取り拒否事件以降、私は214日に職場で(というよりもプライベートも含めてだが)チョコを貰ったことはない。

しかし、失敗談を話した後で受け取るという貰い方は、相手を傷つけずに「お返しが必要か?」を確認できる上に、「必要ない」と言われた結果、お返しをしなくても、相手に

「そういう事情があったのなら仕方ない」

納得してもらえるのではないだろうか?

私はおそらく今年も職場でチョコを貰えないだろうから、読者のみなさんに機会があったら、ぜひとも試してもらいたい。

・復習

最後にもう一度手順を確認しよう。

:先ず、受け取った時に、(周りの人の目が気になるなら、別の日でも可)相手に直接「お返しは必要ですか?」と聞いてみる。

:すると高い確率で「必要ない」と言われる。

:そこで、私の経験をさも自分の経験のように語る。

実は何年か前に、バレンタインデーにチョコをもらったことがあって、その時はお返しのクッキーを買って渡そうとしたんですけど、実はそのチョコ、会社から支給されたもので、その人が買ってくれたものではなかったから「これは貰えない」と言われて、受け取り拒否されて大恥をかいたことがあるんですよ。

それ以来、どんなに「小さい男」だと蔑まれてもいいから、受け取る時に必ず「お返しは必要ですか?」と尋ねるようにしているんですよ。ハハハ…”

:相手もこの話を笑って聞いてくれたら、本当にお返しの品は買わない。

しかし、少しでも相手を気遣う素振り(そぶり)を見せるために、「後になって、やっぱりお返しが欲しいと思ったのなら、いつでも言ってくださいね」と一言伝えておく。

それでは挑戦者の皆様

Good luck!

スポンサーリンク