
私は東京に住んでいるが、8月から9月にかけては「異常」と呼べるような天気だった。
「今年の夏は例年にない暑さが到来」と言われるのは毎年恒例だが、今年は決して灼熱地獄と呼べる夏ではなかった。
むしろ逆である。
9月はすべての日で雨が降り、全くと言っていい程、晴れ間がなかった。
連続降水は35日にも及び、1ヶ月すべての日で雨が観測されるのは史上初だという。
そのような薄気味悪い天気が続いていたが、10月に入ると、一転して晴れの日が続いた。
朝晩は若干の肌寒さがあるが、昼間は太陽が眩しく、夏のような暑さを感じる。
そして、何よりも洗濯物を外干し出来るようになった。
通常、天気に対して「天の恵み」という言葉を使うのは雨が降る時であるが、太陽が1ヶ月以上も顔を出さなかったこともあり、今シーズンは晴れの日に対して、「天の恵みだ!!」と言いたくなった(笑)
先の3連休もまさにそんな天気だった。
例によって、私はどこへも旅行へ出かけたりせずに、ほとんど自宅で過ごしたり、最低限の買い物だけだったが、部屋に差し込む日差しや、すっかり乾いた洗濯物など、太陽の有難みを大いに感じていた。
秋はなんて素敵な季節なんだろう。
連休明けの火曜日も、出勤前にスマホの天気予報を確認すると、曇りの時間帯こそあるものの、降水確率はわずかに4%だった。
もちろん、安心して洗濯物を外干しして出勤した。
だが、出勤中やお昼休憩中に空を見ると若干曇り気味だった。
それでも、「今日は久しぶりに『快晴』と呼べない日だったな」くらいにしか感じてなかった。
退勤時も特に何も感じなかった。
最近は18時前にはすっかり暗くなり、雨が降らなければ、天気が晴れなのか、曇りなのかの判断も出来ない。
ところが、自宅最寄り駅を出ると、道路がいつもより黒っぽくなっていることが気になった。
「もしかして、雨が降ったの!?」
これだけだと、たまたま近所の家や店が水を流しただけの可能性もある。
しかし、歩くに連れて、そんな箇所はいくつも見つかる。
そして、極めつけは、マンホールの蓋が濡れていることである。
それも何ヶ所も…
地面は少し時間が経ったことで、水が乾いたようだが、マンホールの蓋は凹凸が多く、乾き切らなかったのだろう。
つまり、雨が降っていたのだ!!
私がいつも見ている予報は、スマホにインストールされていたアプリで、「部分データ提供:Accu Weather」と書いてある。
その日の朝、降水確率4%と宣言していたのは、こちらの予報である。
だが、このアプリは過去の天気を遡って調べることはできない。
というわけで、他のサービスで確認したところ、16時から18時にかけては、降水確率40%となっていた。
やはり、雨が降っていたようである。
もちろん、帰宅後、外干ししていた洗濯物はすべて洗い直しとなった。
天気予報が外れて、このような損害が出た場合も、彼らは謝罪など一切しない。
朝の情報番組では、天気予報と十二星座占いが続けて放送されることが多い。
「天気予報なんて、十二星座占いと同じで、真に受ける方が悪いんだよ!!」とでも言うつもりなのだろうか?
いずれにせよ、10月に入ってからは毎日いい天気で、少し暑い気もするものの、心地良い秋の季節を味わえていたが、外れた天気予報によって、そんな平和ボケから醒めた気がした。


