台湾から来た夏の太陽①

今日は前回のテーマを考えるきっかけを与えてくれた台湾人の話をしようと思う。

彼女は本名をそのまま日本語読みにしているのか「アカネ」(仮名)という日本名を名乗っていた。

アカネは東京の日本語学校に留学したこともあり、かなり高いレベルの日本語が使える。

今回の記事の彼女とのやり取りは、私が明らかに誤りだと判断した部分と表現があまりにも過激でネットに公開するのは不適切だと判断した部分を除いて、そのままの言い方で書いてある。

彼女がこのブログに登場するのは初めてではない。

今までに2度登場している。

最初はこの記事でわずかに触れた台湾人のことで、2度目はこの記事に登場した実際に会った台湾人。

これらはアカネのことである。

・初対面の日に日本語でボコボコにされる

彼女とメッセージのやりとりを始めたのは今から1年以上前だった。

最初は簡単な自己紹介をしていたが、彼女が突然「私は敬語を使わなくてもいいですか?」と尋ねてきた。

私はそれを承諾したが、彼女は「あなたも敬語を使わないでください」と訴えてきた。

私が理由を尋ねると「私は敬語が苦手なので話したくありません」と答えたので、私は敬語を使うけど、彼女は使わなくても構わないと言ったが、彼女は

「私は嫌です。失礼します。」

と言って、別れを切り出した。

まだ、ログアウトはしていなかったので、私は彼女に「なぜそんなに敬語を嫌うのか?」を尋ねた。

すると、何度かメールをやりとりしたのだが、

「私はあなたと友達になりたいのに、そんな言い方するのは失礼ですよ!!!」

「あなたが私に敬語を使うのは私と仲良くするつもりがないということですよね!?」

「あなたは友達と話す時もずっと敬語なんですか???」

「違うでしょうね??」

と日本語で散々非難されて、その日のやり取りは終了した。

・違う人間だからこそ話をする

翌日、再びメッセージを送り、私が全面譲歩することでメッセージのやり取りは続けられることになった。

加えて「あなた」呼びも禁止になって、「アカネ」と呼ぶことを強制された。

その後の彼女は機嫌が直ったように、日本語で女の子口調のメッセージを送ってくるようになった。

ペンパルサイトでは、このような、ほぼ初対面の相手に対しても距離感ゼロで馴れ馴れしくしてくる人は珍しくない。

そして、大半はすぐに飽きて、数日で連絡をしなくなる。(詳しくはこの記事を参照)

しかし、彼女はその中でも突き抜けていた。

というよりも、彼女は人を警戒するということを知らないのだろうか?

「懐に入り込んでくる」という言葉そのままに(「私が彼女の方に引きずり込まれた」という方が正しいかもしれないが)、次から次へ「その話を初対面の相手にするか?」と思う話までしてきた。

モテない男が対面でやられたら、自分に好意があると勘違いしてしまいそうである。

私がそのことを指摘すると

アカネ:「早川さん(←実際はこんな丁寧な呼び方はしません)はそういう女は嫌いなの??」

早川:「嫌いじゃないけど、私は初対面の人に対して同じことはできない。」

アカネ:「だから、昨日も冷たかったんだ??」

早川:「それは違うけど、私とアカネは明らかにタイプが違う人間だから、話しが合わないことがあると思う。」

すると彼女はこんなことを言ってきた。

「『合わない』ってどういうこと??」

「私はあなたじゃないし、あなたは私じゃないんだよ」

「違って当たり前だし、すべてが自分の期待通りになる人なんているわけないじゃん!?」

「だから、こうやって話をするんでしょう!?」

「考えは違っても、一緒に答えを見つけるために」

前回のテーマは彼女のこの言葉から生まれた。

人と自分が違うのは当たり前。だからこそ、違いを認めて歩み寄る姿勢が大事。

これまで私は、彼女から送られてくる女の子のような可愛らしい文面のメールや、初日の「仲良くなりたいから敬語を使いたくない」という要求から、実年齢よりも幼い姿を想像していた。

しかし、彼女はしっかりとした自分の考えを持っている、私が思っていた以上の大人の(というよりも年相応の)女性だった。

・日本人は友達との付き合い方も形にこだわっている?

アカネに言われて気付いたことがもう一つある。

彼女が来日する際に、私の友達と会いたいと言った時のことである。

当時の私は現在の住まいに引っ越したばかりで、身近には「友達」と呼べる人はいなかった。

以前の同居人にも友達のような人はいなかった。

だから、それはできない相談なのだが、そもそも、一人で外国へ行き、ネットで知り合った外国人と会うことだけでも不安なのに、なぜ、その友人とも会いたいと思うのだろうか?

彼女は怖くないのか?

そのことを質問してみると彼女はこのように答えた。

「あのさぁ、私が留学してた時も思っていたんだけど、なんで日本人って、『この友達は会社の人』『この友達は学校の人』というように、友達を作る時も形にこだわって、グループが違う人同士は、お互いに会う前から避けるの?」

「一緒にいることが楽しいから『友達』じゃないの?」

「それに、友達の友達は『友達』じゃないの?」

私も子どもの頃は同じ考えを持っていたが、いつの間にか、彼女が指摘した通り、「友達」のあり方ですら形にこだわるようになっていた。

・毒舌の本領発揮

私がアカネと実際に会ったのはこの記事にも書いた通りである。

それまでの数ヶ月はいろいろな話をした。

・今のお互いの暮らしのこと

・今までのいろいろな経験(内容が何なのかは察してください)

・彼女が日本に興味を持った理由

などなど

彼女は時折、先ほどのように、日本人の私に日本語で自分の意見をぶつけてくることもあった。

私には持ち合わせていない、その果敢さは「眩しい」とさえ感じた。

というよりも、眩しさを通り越して火傷しそうだった。

これまでの彼女の発言は、彼女が言ったことの中からいいことだけを取り上げているが、彼女は口が悪く、何度も私をコケにしてきた。

「はぁ???」

「バカじゃないの?!」

「で???」

などは序の口で、どこで覚えたのかは知らないが、

「ちーがーうだろ!!!」(←2017年に話題となった女性国会議員の真似)

「やらなきゃ意味ないよwww」(←2018年の大学アメフトタックル事件の反則指示の真似)

というようなネタまで用意していた。

それよりも過激で、ここに書けないようなことも何度も言われた(しかも完璧な日本語のスラングで)。

私は何度もパソコンの画面を突き抜けて殴りに行きたくなった。

ちなみに、上記の「違う人間だからこそ話し合う」発言も、ネットで不特定多数の人に公開しても問題がない程度の柔らかい表現に書き直したが、実際はもっと過激なものだった。

また、既出の記事では省略していたが、彼女と会う前にペンパルサイトで知り合った人と会って失敗したことがあるため、彼女と会うことに消極的だったことを告げた後にも、キツイ一撃を浴びせられた。

・罵倒されながらも連絡を取り続けた理由

アカネは「私は早川さんと仲良くしたいから、早川さんも言いたいことは何でも言っていいよ」と言ってくれたが、当時の私は彼女を友達だと思うことはできなかったし、「そもそも仲良くなりたい」とすら思っていなかった。

私の彼女と連絡を取り合う目的が、純粋に「彼女と友達になりたい」というだけなら、ここまで言いたい放題やられたので、とっくに連絡を絶っていたかもしれない。

私が彼女と連絡を取り続けたのは別の目的があったからである。

その時の私は、当時の相方と(後に幻となる)この計画について議論していた。

そして、彼女も日本でワーキングホリデーをすることに興味があると言ったので、上手く彼女を繋ぎとめておくと台湾の情報源にもなると思っていた。

しかも彼女は日本語に全く不自由しないため、これ以上都合のいい味方はいない。

言い方は悪いのだが、「彼女を繋ぎとめておけば、きっと良いことがあるはずだ」というような損得勘定のみで付き合っていた。

だから、彼女からどんなに辛辣な言葉を浴びせられても平気だった。

私は彼女の友達などではない。

タイトルとは裏腹に話が黒い方へと変わってきたところで次回へと続く。